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アニメ映画「君は彼方」に夏木マリ・竹中直人ら5人、主題歌聴ける本予告を公開

アニメ映画「君は彼方」の追加キャストが発表された。澪を支える駄菓子屋の森おばあちゃん役を夏木マリ、澪が迷い込む不思議な世界・“世の境”の番人である殯(もがり)役を竹中直人、怪しい占い師・織夏役を土屋アンナ、澪の母親・宮益沙智役を仙道敦子、忘れ物口の係員役を木本武宏(TKO)が演じる。

夏木ら5人と監督・原作・脚本を務める瀬名快伸からはコメントが到着。さらに本予告と本ポスターも公開された。ポスターは青空と夕景という2つの景色をバックに、互いを抱き寄せる澪と新を描いたデザイン。本予告では澪と新、そして澪の親友である円佳の日常や、澪が“世の境”に迷い込んでしまう場面などが映された。また映像では本日タイトルが解禁された主題歌、sajiの「瞬間ドラマチック」が初披露されている。

「君は彼方」は池袋を舞台に描かれる青春ファンタジー。幼なじみの新とケンカをした主人公・澪は、仲直りをしようと彼のもとに向かう途中、交通事故に遭ってしまう。意識を取り戻した澪が目を開けると、そこには不思議な世界が広がっていて……。映画は11月27日に公開される。

夏木マリ(森おばあちゃん役)コメント

「君は彼方」に参加してみて

主人公、澪ちゃんにとって神様のような存在でしょうか、、駄菓子屋の森おばあちゃん、澪ちゃんが強い思いを持って望む世界にいける様に後押ししますが、おばぁちゃんは何者なのでしょう、、、
私自身、青春を過ごした池袋あの場所で楽しみながら演らせていただきました。

作品の舞台である池袋について

池袋という街は、私の故郷です。
生まれたのは、びっくりガード近くのぬかりや病院、子供の頃、西武と並んでまだ丸物というデパートがあり、私の遊園地でした、、
高校は、豊島岡女子学園です。内緒ですけど、駅地下でアルバイトしてドラムというジャズ喫茶に出ているGSに差し入れを買ってました!
タカセでのつまみ食いも思い出、今は劇場を通じて夢をいただいています。

竹中直人(殯役)コメント

「君は彼方」に参加してみて

スタジオに入ると瀬名監督がぼくをとても明るく迎えて下さりとても嬉しかったです。
そして控えめに佇む松本穂香さんに「はじめまして!」とご挨拶すると「一度共演しています…」と優しくお応え下さり「あっ!!そうでした!!」と叫び、そのまま意識を失ったのを思い出します。
松本穂香さんの「大丈夫ですか…?」と優しい声に意識を取り戻したぼくは静々と録音スタジオに入りました。そして私の演じる【殯】があまりにも恐ろしい化け物で驚きました。
そのキャラクターデザインに負けないようにと瀬名監督がぼくに「もっとテンション上げて!もっと!もっと!全然足りない!もっと上げて!もっと!もっと!もっと!」と叫び続け、そのまま意識を失ってしまった事をなつかしく思い出します。
想像を超える楽しいアフレコ現場でした。

作品の舞台である池袋について

池袋と言うと幼い頃に聴いた青江三奈さんの《池袋の夜》という歌を思い出します。
池袋というと夜が似合う街、大人の街という思いが子供の頃はありました。そして多摩美の学生になってから池袋文芸坐を知り濃い映画通が集まる街というイメージになりました。そして最近、野田秀樹さんのお芝居で池袋の芸術劇場に2ヶ月ほど通っていたので池袋の街の空気にすっかり馴染み、池袋は芸術をこよなく愛する街なのだと深く感じました。そして今回《君は彼方》で描かれる池袋はとても美しくロマンチック。
またもや池袋という街の印象が変わりました。常に変化してゆく池袋…
素敵な夢を持った街なのですね。

土屋アンナ(織夏役)コメント

「君は彼方」に参加してみて

台本を読み終えた瞬間にこの作品のメッセージに心を奪われました。
自分は死ぬまで夢を追い続けたいタイプの人間。ただ私でも毎日を淡々と生き抜いている現実に目を向ける時がある。
退屈、平凡と感じてしまう人も数多いはず。でも自分の生き方は自分にしか変えられない。
人生、時間をかけがえのないものだと重じて生きようと背中を押してくれる作品だと思います。

作品の舞台である池袋について

私は渋谷区生まれ。言わば都会っ子笑。同じ東京でも池袋はまた違った空気の流れだが東京を代表する繁華街だ。
常に多くの人々が行き交い、情報交換し、ファッション、食など最先端を先取りしている場所。
人は刺激的なそんな町で楽しみも苦しみも経験する。だから私にとっての池袋は学びの場所。

仙道敦子(宮益沙智)コメント

「君は彼方」に参加してみて

アニメーション映画のアフレコに初めて参加させて頂きました。瀬名監督のご丁寧なご指導の元、とても楽しく貴重な経験が出来ましたし、神聖な気持ちで臨みました。
又、当日は以前親子役でご一緒した大好きな松本穂香ちゃんとの再会も出来て、本当に嬉しい時間を過ごしました。

作品の舞台である池袋について

私にとって池袋は、様々な劇場があったり、鬼子母神神社の手作り市であったり、文化交流の盛んな街という印象が強くあります。そして、近年益々変化をしていますね。
物語は、壮大なテーマでありながら誰もが一度は感じる大人になる一歩を描いています。
そんな、池袋が舞台になった「君は彼方」、劇場で拝見するのが楽しみです!

木本武宏(忘れ物口 係員役)コメント

「君は彼方」に参加してみて

瀬名監督からのアドバイスはただひとつ「木本さんだと分からないようにしてください」
…一瞬???でした笑
ただ、確かに、そりゃそうです。
なので、現場では「いいです!木本さんじゃない!」という声を頂くまで必死でやりました。
いい経験でめちゃくちゃ楽しかったです。

作品の舞台である池袋について

元々は滅多に行かない場所で、ヤンチャの若者が支配している街のイメージが強かったのですが、今はサブカルやエンタメいえば池袋なイメージですし、何より一番好きなハンバーグ店とサウナ店があるので頻度高く行く街になりました。
とにかく変貌のスピードが目まぐるしい街です。

瀬名快伸(監督・原作・脚本)コメント

本当に素晴らしい役者の皆さんに命を吹き込んでいただきました。
シーンの雰囲気、キャラの感情にぴったりと合うまで何度も何度も演技を重ねてもらったことでアニメという枠を飛び越えたリアリティを表現出来たのではないか。と思っています。
コロナ禍の閉塞した世の中、キャラに宿っていく命の輝きを見て聞いて、この世界に光の希望を感じていただける作品になった。と思いました。
人の絆、思いを伝えること、生きることへの感謝。ぜひ劇場で感じていただければと思います。

映画「君は彼方」

2020年11月27日(金)TOHOシネマズ池袋ほか全国ロードショー

出演:松本穂香、瀬戸利樹、土屋アンナ、早見沙織、山寺宏一、大谷育江、木本武宏(TKO)、瀬名快伸、小倉唯、仙道敦子、竹中直人、夏木マリ
監督・脚本・原作:瀬名快伸
制作:デジタルネットワークアニメーション
企画:CUCURI
配給:ラビットハウス、エレファントハウス

(c)「君は彼方」製作委員会