天野こずえ原作による新作アニメ映画「ARIA The CREPUSCOLO」が、2021年春頃に劇場公開される。ティザービジュアルと特報映像が解禁となった。
TVアニメ「ARIA」の15周年記念プロジェクトとして制作される「ARIA The CREPUSCOLO」。オレンジぷらねっとのメンバーを中心に描かれる同作は、天野の新作描き下ろしマンガを原作に、総監督・脚本を佐藤順一、監督を名取孝浩、アニメーション制作をJ.C.STAFFが手がける。またキャストには、新たにアテナ役として佐藤利奈が加わった。夕暮れの希望の丘を背景にしたティザービジュアルには、オレンジぷらねっとを中心にメインキャラクターが集合。また灯里役の葉月絵理乃がナレーションを務める特報映像では、ネオ・ヴェネツィアで生活をする灯里をはじめ、メインキャラクターたちの穏やかな日常が丁寧に切り取られた。
さらに天野と佐藤総監督からのコメントも到着。天野は「新たに生み出された『ARIA』がファンの皆様に元気や笑顔をお届けできて、ほんの少しでも不安な心の癒しや支えの一助になれたら嬉しいな……と心より願っております」、佐藤総監督は「『ARIA The ANIMATION』から数えたら15年、ずっとファンでいてくれた方も最近ファンになった方も、新作への期待の声は等しく私たちに勇気をくれます」と語っている。
2001年より発表された前身作「AQUA」から数えて、8年にわたり月刊コミックブレイド(マッグガーデン)で連載された「ARIA」。2005年に「ARIA The ANIMATION」のタイトルでアニメ化され、2006年には第2期「ARIA The NATURAL」、2008年には第3期「ARIA The ORIGINATION」が放送された。2015年には「ARIA The AVVENIRE」のタイトルで劇場上映も果たしている。
天野こずえコメント
TVアニメ放送15周年という区切りにまたしても映画化のお話をいただきました。
ファンの皆様の声援に支え続けられて今回もこのような望外の幸せな機会をいただけましたこと、本当に本当にありがとうございます。
図らずも今回の映画化発表は、企画が正式に決まって原作となる漫画作業に着手した頃にはまったく想像すらできなかった過酷な世界の現状と時期が重なりました。
何か大きな見えざる力……流れに動かされて現在に至ったのかなと思わざるを得ません。
新たに生み出された『ARIA』がファンの皆様に元気や笑顔をお届けできて、ほんの少しでも不安な心の癒しや支えの一助になれたら嬉しいな……と心より願っております。
佐藤順一(総監督・脚本)コメント
『ARIA』を支えてくれているファンの方達の熱い想いが、5年前『ARIA The AVVENIRE』という形で実りました。
そしてそこで生まれた願いの種が、2020年に新作『ARIA The CREPUSCOLO』という形で結実します。
『ARIA The ANIMATION』から数えたら15年、ずっとファンでいてくれた方も最近ファンになった方も、新作への期待の声は等しく私たちに勇気をくれます。
未来は突然生まれるわけではなく、過去から今へ幾層にも積み上がった思いがあって初めて産声をあげる事ができるのだと改めて思います。
今回、思いを一つにする新しい仲間も加わり、ネオ・ヴェネツィアの新しい時間が動きだします。
さあ、新しい明日へと共にこぎ出しましょう。
アニメ「ARIA The CREPUSCOLO」
2021年春頃劇場公開
スタッフ
原作:天野こずえ「ARIA」(ブレイドコミックス/マッグガーデン刊)
総監督・脚本:佐藤順一
監督:名取孝浩
キャラクターデザイン・総作画監督:伊東葉子
音楽:Choro Club feat. Senoo
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:松竹
配給:松竹ODS 事業室
キャスト
アリス・キャロル:広橋涼
アテナ・グローリィ:佐藤利奈
アーニャ・ドストエフスカヤ:茅野愛衣
(c)2020 天野こずえ/マッグガーデン・ARIA カンパニー