「ARIA」シリーズ初のオーケストラコンサート開催、天野こずえ「感謝の気持ちでいっぱい」

「ARIA The SINFONIA」キービジュアル

天野こずえ原作によるアニメ「ARIA」シリーズ初のオーケストラコンサート「ARIA The SINFONIA」が8月5日に、東京・文京シビックホール 大ホールで開催される。

「ARIA The SINFONIA」は、「ARIA」の音楽の癒しの世界観をオーケストラの生演奏で届けるイベント。管弦楽はグランドフィルハーモニック東京が担当し、指揮者はKバレエカンパニー及びシアターオーケストラトーキョーの音楽監督を務める井田勝大、コンサートマスターは、読売日本交響楽団次席第1ヴァイオリン奏者として活躍する對馬哲男が務める。

イベントにはChoro Club feat. Senoo、窪田ミナ、牧野由依、水無灯里役の葉月絵理乃、監督の佐藤順一、音楽演出の佐藤恭野も出演。出演者、スタッフ陣によるトークショーも開催される。併せて物語の思い出の地であるフェニーチェ劇場で、各キャラクターが楽器を手に演奏するキービジュアルも公開に。天野と佐藤監督からのコメントも到着した。

天野こずえコメント

私には作品作りで特に大切にしていることがあります。
それは物語に息づく『空気』作りです。空気がなければキャラクターは呼吸ができず、世界も構築できません。
当たり前にあるはずの、なくてはならない大事な存在…
それが私の作品における『空気』だと思っています。
そしてアニメーションのARIAの世界では、このなくてはならない存在が『音楽』のような気がするのです。
『音楽』がなければキャラクターの息吹は芽生えず、『音楽』があるからこそあの素晴らしいネオ・ヴェネツィアの世界が色付いて構築されているのだと思います。
今回、そのARIAの世界が奏でる空気を胸いっぱいに吸い込んで、その音色を思う存分堪能できる貴重な機会 を作っていただけました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。さあ皆様、楽しいひと時をご一緒しましょう…!

佐藤順一監督コメント

また、ひとつ新しい形の『ARIA』が生まれます。
身近にあるささやかな幸せが、どれほどの奇跡の積み重ねでできていて、どれほど大切なものであるかということを思い出させてくれる『ARIA』の世界は、訪れた人の心を穏やかにしてくれます。
アニメの中で奏でられる音楽も“泣きたくなるほどの幸せ”をイメージして、そっと傍らによりそうような音楽で、目の前の風景さえも、幸せの色に染めてくれます。オーケストラコンサートというと華やかで壮大なイメージですが、『ARIA』を愛しているという奇跡でつながった方達が生み出してくれる新たな音楽の世界がどんな幸せを描いてくれるのか、今から楽しみです。
きっと私たちを新しい『ARIA』の世界へと誘ってくれるでしょう。

「ARIA The SINFONIA」

日時:2023年8月5日(土)17:00開場、18:00開演
会場:東京都 文京シビックホール 大ホール
出演者:井田勝大(指揮)、グランドフィルハーモニック東京(管弦楽)、對馬哲男(コンサートマスター)、Choro Club feat. Senoo、窪田ミナ、牧野由依、葉月絵理乃、佐藤順一、佐藤恭野
編曲・オーケストレーション:窪田ミナ、湖東ひとみ、庄司燦、永井秀和

(c)2021 天野こずえ/マッグガーデン・ARIA カンパニー