コミックナタリーお料理部第1回食べたいときにすぐに作れる！簡単ひとり飯

2020年5月29日2020年5月29日 editor

イラスト / コナリミサト

「美味しんぼ」「クッキングパパ」「ミスター味っ子」「味いちもんめ」「孤独のグルメ」「深夜食堂」「きのう何食べた？」「花のズボラ飯」「食戟のソーマ」「ダンジョン飯」など、グルメマンガの表現の形は実にさまざま。近年ではレシピとしても使える実用的な料理から変わり種の異世界グルメまで、マンガにおける料理の表現はどんどんと進化を遂げてきた。

この連載では毎回お題を用意し、グルメマンガの中から実際に作って食べられる料理レシピをピックアップ。今回のテーマは「簡単ひとり飯」。家にある食材で手軽に作れる料理3品を紹介する。新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛生活で日々の食事のレパートリーに頭を悩ませている人は、マンガで料理の楽しさを再発見してみては。

イラスト / コナリミサト構成 / 増田桃子

「正道のカルボナーラ」（鈴木小波「ホクサイと飯さえあれば」より）

「ホクサイと飯さえあれば」3巻収録の16話に登場。美大の友人にマンガ家のアシスタントをやっていることを「邪道」と言われ、イライラした気持ちが抑えきれないブンが作ったのは……。

材料（1人分）

スパゲッティ…70g、ベーコン…50g、卵…1個、粉チーズ…20g、ニンニク…1片、オリーブオイル…少々、塩コショウ…少々

01. たっぷりのお湯でスパゲッティを茹でる。
02. みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルをひいたフライパンで炒め、香りが出てきたら小さく切ったベーコンをカリカリになるまで焼く。
03. ボウルに卵と粉チーズ、塩コショウをよく混ぜておく。
04. 茹で上がったスパゲッティをフライパンに入れ、ベーコンと混ざるようにぐるぐる回しながら炒める。
05. 火を消して混ぜておいた卵をかけ、またぐるぐる回しながら混ぜて余熱で卵がとろりとしてきたらできあがり。

作品紹介

「ホクサイと飯さえあれば」は東京の下町・北千住に住む大学生のブンこと山田文子が、ぬいぐるみのホクサイとともにアイデア満載のごはんを作って食べる自炊マンガ。ヤングマガジンサード（講談社）にて連載され、単行本は全9巻が発売中だ。また2017年にはTVドラマ化された。

「こだわりのふっくらおにぎり」（TAa「衛宮さんちの今日のごはん」より）

「衛宮さんちの今日のごはん」1巻収録の番外編に登場。天気のいい朝、凛は士郎や桜たちを誘って外でご飯を食べることに。士郎はみんなの好きな具材を聞いて、桜とともにおにぎりの準備をして公園に出かける。

材料（1人分）

少し固めに炊いたご飯…1膳、塩…少々、海苔…お好みで、鮭・梅干し・辛子明太子・高菜などお好きな具材

01. ご飯が少し固めになるよう、水分は10～15％ほど少なく炊く。
02. 先に手に水をつけて塩をまぶす。塩はあたたかいうちに食べるときは少なめに。冷めた状態で食べるときはやや多めに。
03. 手にとったご飯に具を投入。おにぎりは固く握りすぎず、リズミカルに形を整えるように握る。
04. 好みによってゴマをまぶしたり、海苔の代わりに大葉で包むのもおすすめ。