西島大介「世界の終わりの魔法使い」ボードゲーム化、試遊イベントが開催

ボードゲーム「影の魔法と魔物たち」のイメージ。

西島大介「世界の終わりの魔法使い」がボードゲーム化。そのテストタイプを試遊できるゲーム喫茶が、本日3月13日から4月15日にかけて東京・ワタリウム美術館のオン・サンデーズ・カフェにオープンする。

「世界の終わりの魔法使い」を元にしたボードゲーム「影の魔法と魔物たち」は、現代美術家でゲームデザイナーのアランが制作したもの。「魔法使いが空を舞い、影を放ち、魔物が世界を食べ尽くす」という世界観をルールに移植した対戦型ゲーム。会場では試遊ができるほか、アラン制作によるゲーム駒の原型、西島制作によるゲームボードのキャンバスプリントバージョンも展示される。

また改造を得意とするジュエリー作家・ドナルドむねあきによるリクリエーション限定ウォッチや、オンサンデーズ制作のTシャツも販売。4月に正式リリース予定のボードゲームの製品版も予約できる。この限定ウォッチ、Tシャツ、ボードゲームは、西島考案によるシステム「影の魔法のライセンス」を利用して作られたもの。

「影の魔法のライセンス」は、西島の個人電子出版レーベル・島島からリリースされた電子書籍「世界の終わりの魔法使い 完全版」に実装されている。物語やキャラクターを引用して二次創作を行うことや、図像を使って広告やグッズに転用したりすることを許可し、第三者に「創作と複製」を促すライセンスだ。複製数に応じて「魔法レベル」と呼ばれるルールが変化し、その数が多いほど自由度が増す仕組み。限定ウォッチは魔法レベル1、Tシャツは魔法レベル10、ボードゲームは魔法レベル100を使用して制作された。

3月14日には、西島とアランがボードゲーム「影の魔法と魔物たち」ができるまでを解説するイベントも開催。そのほかアランによるインストラクションも期間中に行われる予定で、日時は決定次第告知される。

西島大介&アラン「影の魔法と魔物たち」ボードゲーム試遊カフェ

会期:2020年3月13日(金)~4月15日(日)
会場:東京都 オン・サンデーズ・カフェ