「夜間中学へようこそ」13歳の少女とその祖母がそろって中学1年生に

「夜間中学へようこそ」

山本悦子原作による沢音千尋の単行本「夜間中学へようこそ」が、本日3月12日に発売された。

「夜間中学へようこそ」の物語は、春から中学1年生になる沢田優菜の祖母・幸が、同じ中学の夜間学級に通うと決めたことから動き出す。戦後の混乱の中で育ち、満足に学校に通えなかった幸は、字の読み書きができないことを人知れず悩んでいた。優菜はそんな祖母の挑戦を応援しようと決意。幸が階段で転び、杖を必要とするようになったため、夜間中学への送り迎えをするようになった優菜は、そこで昼間とはまったく違う世界を目にする。しんぶん赤旗(日曜版)で連載された。