スタジオコロリド新作に志田未来&花江夏樹!W監督に佐藤順一、脚本は岡田麿里
「ペンギン・ハイウェイ」を手がけたスタジオコロリドによる長編アニメーション映画第2弾「泣きたい私は猫をかぶる」が、6月5日に公開されることが明らかに。併せて特報映像、ティザービジュアル、メインキャスト、メインスタッフが解禁された。
「泣きたい私は猫をかぶる」は、愛知県常滑市を舞台にした青春ファンタジー。「美少女戦士セーラームーン」シリーズなどで知られる佐藤順一と、気鋭のクリエイター・柴山智隆がダブル監督を務め、脚本は岡田麿里が担当する。またダブル主演として、“ムゲ(無限大謎人間)”というあだ名の自由奔放な中学2年生・笹木美代役に志田未来、ムゲが思いを寄せるクラスメイトの日之出賢人役に花江夏樹が決定。日之出に毎日アタックするものの相手にされないムゲは、ひょんなことから猫に変身できる不思議なお面を手に入れる。猫の姿で彼に近付き、交流を深めるムゲだったが、徐々に猫と自分の境界があいまいになっていき……。特報映像では2人のキャラクターボイスも含めたアニメ映像を観ることができる。
発表に際し、志田は「一歩踏み出す勇気をあたえてくれる作品になっていると思います。ムゲが猫になった姿もとっても可愛いらしいので、是非楽しみにしていてください」とコメント。花江は「僕も猫がめちゃくちゃ好きなので、これは運命的な作品かなと思いました。すごく演じられるのが楽しみでしたし、志田さんとこうして共演させていただけたのもすごく光栄だなと思いました」と語った。佐藤監督は「うまくやれなくて波立つ心を絶えず隠して陽気にふるまう少女を志田未来さん、波立つ心を自ら押さえつける少年を花江夏樹さんが、自然さとヒリヒリした痛みが同居する二人を鮮やかに演じてくれました」と2人の演技を称賛し、柴山監督は「佐藤監督をはじめ、信頼できるスタッフと試行錯誤しながら少しずつ積み上げていく作業は面白く、スリリングな毎日でした」と述懐。岡田は「佐藤監督の匠の技と、柴山監督の作品への深い愛情、スタッフひとりひとりの日々の情熱により、どこか懐かしい作品が生まれました」とメッセージを寄せている。
志田未来(ムゲ/笹木美代役、猫/太郎役)コメント
出演が決まった際の感想
今回、ムゲ役をやらせていただけると聞いて、びっくりしました。
さらに花江さんとご一緒させていただけるということで、すごくプレッシャーも感じましたが、本当に嬉しかったです。
演じたキャラクターについて
本当に明るくて、まっすぐな女の子だなと思いました。今時珍しいくらい自分の気持ちを素直に出す子なので、観ていてすごく気持ちのいい子です。ただ、周囲からの愛に気づけていない幼い部分があったり、学校などで見せる外の顔と自分の部屋にいる時に見せる内の顔にギャップも見られます。
そんなムゲの全てが魅力的に描かれていると思いました。
観る人へのメッセージ
この作品は、一歩踏み出す勇気をあたえてくれる作品になっていると思います。ムゲが猫になった姿もとっても可愛いらしいので、是非楽しみにしていてください。
花江夏樹(日之出賢人役)コメント
出演が決まった際の感想
すごく雰囲気がいい作品というか、日常をきりとっているんですけど、すごくファンタジーがあって、そこの絶妙な感じがすごく素敵な作品だなと思いました。たくさん猫が出てくるのですが、僕も猫がめちゃくちゃ好きなので、これは運命的な作品かなと思いました。すごく演じられるのが楽しみでしたし、志田さんとこうして共演させていただけたのもすごく光栄だなと思いました。
演じたキャラクターについて
日之出は思っていることを全面に出せない男の子で、将来の夢とかこれから先の未来をどう進んでいくか、まだ決めかねている。中学生らしいといえばらしいのですが、ムゲから日之出に向けられた気持ちに、なかなか気づいてあげられなかったりとか。そういう思春期真っただ中の、男の子だなと、思います。そこが彼の良さでもあるのですが、そこからどう気持ちが変わっていくかとか、意思がだんだんかわっていって、一人の少年から青年の気持ちに移りかわっていくところが、魅力的だなと思います。
観る人へのメッセージ
この作品には、コミュニケーションをとるときに、あと一言言えたらどれだけ楽になれるかという、誰にでもある気持ちやメッセージが込められています。日常をきりとったきれいな映像の中で、猫の世界に行ったり、猫になってしまったりという現実離れしたファンタジーの要素も加わったすごく魅力的な作品なので、是非楽しみにしていてください。
佐藤順一(監督)コメント
もし猫だったらもっと楽に生きられるかもしれない。まわりにあわせて自分の心にふたをしたり元気なふりをしたり、笑顔をはりつけたりしなくていいから。うまくやれなくて波立つ心を絶えず隠して陽気にふるまう少女を志田未来さん、波立つ心を自ら押さえつける少年を花江夏樹さんが、自然さとヒリヒリした痛みが同居する二人を鮮やかに演じてくれました。
柴山智隆(監督)コメント
「ムゲと日之出と猫たちを、煙突の立ち並ぶこの街にありありと描きたい。まだ見ぬ”となりの世界”も」 佐藤監督をはじめ、信頼できるスタッフと試行錯誤しながら少しずつ積み上げていく作業は面白く、スリリングな毎日でした。 ムゲたちが生きる世界と時間を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。
岡田麿里(脚本)コメント
佐藤監督の匠の技と、柴山監督の作品への深い愛情、スタッフひとりひとりの日々の情熱により、どこか懐かしい作品が生まれました。主人公のムゲというあだ名は、無限大謎人間の略です。謎の多い状況のなか、謎と思われているムゲの成長を、劇場でご覧いただけたら幸いです。
映画「泣きたい私は猫をかぶる」
2020年6月5日(金)公開
出演:志田未来、花江夏樹
監督:佐藤順一、柴山智隆
脚本:岡田麿里
制作:スタジオコロリド
企画:ツインエンジン
配給:東宝映像事業部
(c) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会