劇場版「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」の完成披露上映会が本日1月7日に東京・新宿バルト9にて開催され、一条シン役の寺島惇太、香賀美タイガ役の畠中祐、大和アレクサンダー役の武内駿輔が登壇した。
上映前に行われた舞台挨拶。まずは本作の感想を聞かれ、寺島は「『キンプリ』のおいしいところだけをぎゅぎゅっと詰め込んだ贅沢な一品」、畠中は「プリズムショーをこれだけ浴びると、ドッと疲れるなと(笑)。1人ひとりのショーに物語があるので、それを思って観ると感慨深い」と話す。武内が「振り返るだけじゃなく、トラチとドラチのやりとりも入ってたり」と本作のナビゲーターでもある2人に触れると、寺島も「トラチとドラチが主役かもしれない」とコメント。畠中も「トラチ・ドラチとの絆を確認できる内容になっていて、いっぱい絡めてよかったです」と笑顔を見せた。
舞台挨拶中盤では「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の公開から1月9日で丸4年を迎えるということで、3人が4年間の振り返りを漢字一文字で表すことに。武内は「応」をセレクトし、「何を原動力に走ってこられたかというと、皆さんの応援があったから。応援上映の走りになった存在だとも思っているので、応援の“応”なしではキンプリは語れないと思います」とファンへの感謝を語った。続いて畠中が書いたのは「奇」。ただ上下それぞれのパーツが大きすぎたため「これ『奇』ですか!?」「大河(タイガ)じゃない?」と2人からツッコまれる。理由について畠中は「奇襲のような、心の隙間にストレートパンチを入れてくる」と本作の魅力を表現し、「人と人とのつながりでこの映画は育ってきて、TVアニメにもなって、それはすごい奇跡だと思うので、奇襲、奇跡……」と説明するも、司会者が「その漢字のバランスが一番の“奇跡”かもしれませんね」とコメントし、観客の拍手を集めた。
そして寺島は「変」の一言で表現し、「やっぱり、変な作品なんですよ。2016年の時点では、誰もが『なんか変だけど面白い』といったところから始まっていて、僕も初めてアフレコに行ったとき『変な現場だな』と思った記憶があります」と振り返る。「でも監督に言うと『変ですか?』って言うんですよ。『プリティーリズム』の頃からやってることは変わってなくて、貫いた結果周りが変化していった」と4年間の変化を語った。
マスコミ向けのフォトセッションでは、トラチ・ドラチの着ぐるみも登場。ファンの大歓声に出迎えられる中、畠中はトラチを、武内はドラチをエスコートする。自由奔放なドラチが立ち位置を外れて司会者に迫っていく一幕も見られ、武内は「俺が管理しないと!」と笑顔を見せた。
最後に武内は「コメディあり涙ありの作品。彼らががんばっている姿を楽しんでいただけたら幸いです」と上映を控えるファンに語りかけ、畠中は「遅くなってしまったんですが、あけましておめでとうございます! 今年も『キンプリ』一色の年にしていけたらと思います」と挨拶。寺島は「こうやって仲むつまじいペアを見てたら、僕も欲しくなってきた(笑)」とトラチ・ドラチに目を向け、「初詣に行ったら俺以外全員彼女持ちだった、みたいな気持ちを今味わってます」とコメントすると、客席から笑い声に交じって「がんばれー!」「できるよ-!」と声援が飛んだ。そして「新年初笑いまだの人は、今日絶対笑えると思います。全力で楽しんでいただけたら」と語り、舞台挨拶を締めくくった。
1月10日に公開される「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」は、これまで「KING OF PRISM」シリーズに登場したプリズムショーの中から、ファン投票によってベスト10に選ばれたショーを上映する上映時間60分の作品。ランキング紹介に加え、プリズムスタァやトラチとドラチのミニドラマ、ランキングから漏れたプリズムショーを紹介する「分岐ルート」、一条シンの新作プリズムショーも展開される。
「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」
2020年1月10日(金)全国公開
キャスト
一条シン:寺島惇太
太刀花ユキノジョウ:斉藤壮馬
香賀美タイガ:畠中祐
十王院カケル:八代拓
鷹梁ミナト:五十嵐雅
西園寺レオ:永塚拓馬
涼野ユウ:内田雄馬
如月ルヰ:蒼井翔太
大和アレクサンダー:武内駿輔
高田馬場ジョージ:杉田智和
神浜コウジ:柿原徹也
速水ヒロ:前野智昭
仁科カヅキ:増田俊樹
トラチ:渡部優衣
ドラチ:緒方恵美
(c)T-ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズムAS製作委員会