アニメ「巌窟王」舞台化!キャストに橋本祥平・谷口賢志・前嶋曜、前田真宏らコメントも
TVアニメ「巌窟王」の舞台化が決定した。12月20日から28日まで、東京・こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロにて上演される。
フランス古典文学であるアレクサンドル・デュマ・ペールの小説「モンテ・クリスト伯」を原作とするアニメ「巌窟王」は、幻想未来のパリを舞台に謎の紳士・モンテ・クリスト伯爵と、伯爵に魅せられていく貴族の少年・アルベール・ド・モルセール子爵らを軸にした物語。2004年から2005年3月にかけてTV放送された。
「巌窟王 Le theatre(ル テアトル)」のタイトルで上演される舞台は、脚本・演出を村井雄が担当。またアルベール・ド・モルセール子爵役を橋本祥平、モンテ・クリスト伯爵役を谷口賢志、フランツ・デピネー男爵役を前嶋曜が演じる。このたびの舞台化に併せ、キャストの橋本、谷口、前嶋、脚本・演出の村井からのコメントが到着。さらにアニメで企画原案・キャラクター原案・監督を努めた前田真宏、モンテ・クリスト伯爵役の中田譲治、アルベール・ド・モルセール子爵役の福山潤、フランツ・デピネー男爵役の平川大輔からのコメントも届けられた。チケットの先行受付は、本日8月2日19時から18日23時59分まで実施。
橋本祥平(アルベール・ド・モルセール子爵役)コメント
この度、アルベール・ド・モルセール子爵役を演じさせて頂きます橋本祥平です。
まず、この作品を観た時に物凄い衝撃を受けました。
舞台は中世と近未来を融合させたとても面白い世界観で印象的な色彩の作画が幻想的で美しく、僕が今まで観たことのない作品でした。
物語はモンテクリスト伯の復讐劇を描いたミステリー、その中で様々な人間ドラマが展 開していく様子は演劇で表現したら面白い! と作品を観ながら心が踊っておりました。
この世界観と人間ドラマを演劇と言う力を使って熱く表現したいと思います。
魂削って挑ませて頂きます。
谷口賢志(モンテ・クリスト伯爵役)コメント
この喜びの感情を言葉にすることが難しい。
15年前……アニメ「巌窟王」は僕の感性、価値観に大きな影響を与えてくれた。
映像、音楽、物語、衣装……すべてが衝撃の出逢いだった。
それ以来、事あるごとに「モンテ・クリスト伯爵を演じたい」と言い続けてきた。
彼の人生を生きたいと強く願い続けてきた。
その夢が……作品同様15年の時を経て叶う。
奇跡でしかない。この喜びを言葉にするのは難しい。
身体中にあらゆる感情が渦巻いている。
そのすべてを込めて舞台上から皆様にお届けします。
誰かにとって衝撃の出逢いになるように。
では……「待て、しかして希望せよ!」
前嶋曜(フランツ・デピネー男爵役)コメント
フランツ・デピネー男爵を演じさせていただく前嶋曜です。
主人公アルベールの親友であり、命を賭けてモンテ・クリスト伯からアルベールを守る非常に重要な役柄ではありますが、フランツという人物の内面にまで深く追求していければと思っています。原作ファンの方にはもちろん、舞台で初めて「巌窟王」を知るという方にも楽しんでいただけるよう、キャスト、スタッフの皆さんと素晴らしい舞台を作り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
村井雄(脚本・演出)コメント
今や伝説と語られるアニメ放映から15年。待望の舞台化に携われる事に感謝しています。
15年間熟成されてきたその愛と復讐が、生の感情が届く演劇の場でより衝撃的に『巌窟王 Le theatre』として甦ります。
今回、原作の魅力に加えて、集まった俳優・スタッフの魅力が発揮される作品になるよう精一杯努めたいと思っております。
そして、あらためて不朽の名作『巌窟王』を語り合う良き機会となることを願ってやみません。
皆様どうぞご期待ください。
前田真宏(アニメ「巌窟王」企画原案・キャラクター原案・監督)コメント
「言葉」が「物語」がエンターテインメントを担保する。
それはちっとやそっとでは揺るがない。
そう信じて取り組んだ日々からもう15年も経ってしまったのですね。
あっという間な気がします。
舞台になる、という思いがけないお話をいただいて、ぼんやりと遠ざかりつつあった夢が急に結晶して目の前に浮かび上がったような不思議な、でも思いがけないプレゼントをもらったような気持ちです。
箱を作って、望遠レンズでそれを覗き込むようなアニメを作りたかった。 パース感の消失した、全てが書き割りのような。 グラフィックとしての美観のみがレイアウトを決定するような「電気紙芝居」。
ギラギラするテクスチャを張り込んだカタマリ「シルエット」に小さな面がはりついている。 ポーズがあるだけ。ACT ではなく STATIC。
リアリティから遠く離れて表現したい、、、、
「声」だけが「肉体」を担保する!!!!
夢想したこと、幸運、偶然、そして失敗したこと、上手に出来なかったこと、、、、 でもやっぱり、自分にとって大切な大好きな作品です。 今回どのようなカタチに結晶してくれるのか楽しみでなりません。
一観客として期待したいと思います。一緒に楽しみましょう!!
「待て…しかして……」
中田譲治(アニメ「巌窟王」モンテ・クリスト伯爵役)コメント
巌窟王の舞台化おめでとうございます。
アニメ版でモンテ・クリスト伯を演らせて頂いた中田譲治です。
これまでにも映画化、TVドラマ化、舞台化されてきたデュマの名作ですが、この度はアニメ版に沿った内容になるとのこと。アルベール達若者の視点で描かれるストーリーはもとより、音楽、テクスチャを使用した衣装がどうなるかも大きな見所の一つとなるのは間違いありません。
未来のパリを舞台にした一味違う華麗なる復讐劇を是非ご覧くださいませ。
待て、しかして希望せよ!
福山潤(アニメ「巌窟王」アルベール・ド・モルセール子爵役)コメント
15年前、2004年に放送されたTVアニメ「巌窟王」が舞台となって上演される事になりました! 普遍の物語を大胆な表現と構成で今も色褪せない作品がどの様にステージの上で表現され、アルベールとエドモン、フランツ達が物語りを紡いでいのかとても楽しみです!
舞台版「巌窟王」上演まで、『待て、しかして希望せよ!』
平川大輔(アニメ「巌窟王」 フランツ・デピネー男爵役)コメント
放送終了から15年の月日が経ったことに驚いています。
今回の寄稿にあたり作品を観直したのですが、時の流れを全く感じさせない唯一無二の映像美、そしてストーリーに、改めてこの作品の素晴らしさを感じました。
そんな、僕にとって一生忘れることはない大切な大切な作品である「巌窟王」が舞台化されると伺い、あの世界観が、あのキャラクター達が、そしてあのストーリーがどのように舞台で表現されるのか、今から楽しみで仕方ありません。
いち巌窟王ファンとして、僕も是非拝見したいと思います!! そして一人でも多くの方に足を運んでいただき、「巌窟王」が益々『永遠に皆様の心と共に』ある作品となっていったら幸いです。
「巌窟王 Le theatre(ル テアトル)」
日程:2019年12月20日(金)~12月28日(土)
会場:こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロ
スタッフ
原作:アニメ「巌窟王」
脚本・演出:村井雄
監修:アニメ「巌窟王」製作委員会
協力:前田真宏、橋本太知
ドラマターグ:御笠ノ忠次
キャスト
アルベール・ド・モルセール子爵役:橋本祥平
モンテ・クリスト伯爵役:谷口賢志
フランツ・デピネー男爵役:前嶋曜(JBアナザーズ)
※eはアキュートアクセント付き、aはサーカムフレックス付きが正式表記
(c)2004 Mahiro Maeda・GONZO/KADOKAWA / (c)「巌窟王 Le theatre」製作委員会