「のらくろ」から昭和戦前期の子供マンガに迫る企画展、田河水泡の原画も並ぶ

「のらくろであります!田河水泡と子供マンガの遊園地」告知ビジュアル

生誕120年を迎えた田河水泡の企画展「のらくろであります!田河水泡と子供マンガの遊園地」が、9月18日から11月24日にかけて神奈川・川崎市市民ミュージアムで開催される。

少年倶楽部(大日本雄弁会講談社)で連載され、演劇やアニメーション映画、レコード、人形やお菓子のおまけなど多方面にわたって展開された「のらくろ」。本展では「のらくろ」とともに、昭和戦前期に読まれた子供向けマンガに迫っていく。

会場では「のらくろ」の原画をはじめ、新関健之助や田河の弟子だった長谷川町子が「講談社の絵本」シリーズで掲載したマンガの原画を公開。また「のらくろ」だけでなく、田河が生み出した魅力的なキャラクターたちも紹介される。

なお9月22日には「のらくろ」のアニメを上映し、戦前期アニメについて深掘りするイベントを開催。10月13日には、田河が高澤路亭の名前で発表した新作落語「猫と金魚」の口演も行われる。そのほかベビーカーツアーやギャラリーツアーの開催も。参加方法などの詳細は川崎市市民ミュージアムの公式サイトで確認しよう。

のらくろであります!田河水泡と子供マンガの遊園地

日程:2019年9月18日(水)~11月24日(日)
※毎週月曜日(9月23日、10月14日、11月4日を除く)、9月24日(火)、10月23日(水)、11月5日(火)は休館日。
会場:神奈川県 川崎市市民ミュージアム

のらくろ・アニメーション・マニアックス講座

日時:2019年9月22日(日)14:00~(約90分)
場所:1F 映像ホール
料金:無料

高澤路亭新作落語会「猫と金魚」

日時:2019年10月13日(日)14:00~(約60分)
場所:1F 映像ホール
料金:500円
出演:柳家喬之助、柳家小はぜ