映画「喰種」山本舞香がカネキの味明かす、石田スイのマブダチ・アヴちゃんも登場

「東京喰種 トーキョーグール【S】」初日舞台挨拶の様子。前列左から白石隼也、松田翔太、窪田正孝、山本舞香、アヴちゃん。後列左から平牧和彦監督、川崎拓也監督、木竜麻生、小笠原海、桜田ひより、村井國夫。

石田スイ原作による映画「東京喰種 トーキョーグール【S】」の初日舞台挨拶が、本日7月19日に東京・丸の内ピカデリーで行われた。

舞台挨拶にはカネキ役の窪田正孝、月山役の松田翔太、トーカ役の山本舞香、ヒデ役の小笠原海、ニシキ役の白石隼也、貴未役の木竜麻生、雛実役の桜田ひより、芳村役の村井國夫と川崎拓也監督、平牧和彦監督が登壇。窪田は「2年前に『1』が公開されて、撮影も大変だったんですけど。それが新しいスタッフ、キャストに引き継がれ、形を変えて『S』になりました。作品が続いていくのは役者としてうれしいなと純粋に思います」と挨拶する。

タイトルの「S」が意味するものはという司会者の問いかけに、窪田は「翔太さんのS……それが濃厚じゃないですか」と回答。ほかの登壇陣が考えあぐねる中、司会者は「セカンド、スーパー、スペシャル、シークレット、(月山)習などの意味が込められているそうです」とプロデューサーの思惑を説明した。続いて登壇者は「S」にちなんで“シークレット”なエピソードを披露することに。松田が「(撮影用の)目ん玉はヨーグルト味です」と明かすと、山本も「カネキの味はイチゴ味です。おいしかった」と続けた。「喰種」ファンである小笠原は、自分は出演していない映画のラストシーンを見学するために、撮影地の静岡まで訪れていたことを告白し、「『何しに来たの?』って全員に言われました」と笑った。

またシークレットキャストとなっていたピエロ集団の宗太役で、新田真剣佑が出演していることも川崎監督と平牧監督の口から明らかに。窪田は「事前にわかっている人も多かったのでは」と客席に問いかけながら、「公式サイトやパンフレットで(宗太役のキャストの)名前が加工されてるんですけど、5文字だし、新田の『田』の字が『これは田なんじゃ?』って想像できるくらいの加工具合で(笑)」と指摘した。

さらに舞台挨拶には、主題歌「Introduction」を歌う女王蜂のアヴちゃんがサプライズ登場。 キャスト陣もアヴちゃんとは初めて対面するという中、アヴちゃんが小笠原に「この前ライブ来とったよね?」と語ると、窪田からは「どこにでもいるな、海(笑)」とツッコミが。さらにアヴちゃんは主題歌を担当することになった経緯について「原作者の石田スイ先生と私はマブダチで。『喰種』の続編をやるって聞いたときに、『誰が主題歌すんの?』って話をしていて。(『Introduction』の)音源を録ってミュージックビデオを撮ってとすべてやり終えた後に今回のお話をいただいたので、運命だなと思って受けさせていただきました」と述べた。最後に窪田は映画について「『東京喰種』を怖いって思っている人もいると思うんですが、ふたを開けてみると、すごく人間味にあふれていて、誰よりも喰種が人間らしい。生きることってすごく難しいんだけど、彼らをいろんな人に置き換えて考えることができる。いろんな見方ができると思います。ぜひ続編ができるように、皆さまのお力添えをいただけると」とアピールした。

(c)石田スイ/集英社 (c)2019「東京喰種【S】」製作委員会