劇場版「ガンダムGレコ」は全5部作、第1部は「行け!コア・ファイター」

右が富野由悠季監督。

劇場版「ガンダム Gのレコンギスタ」の第1部が、フランス・パリで現地時間7月5日に行われた「Japan Expo2019」にて世界初上映された。第1部のタイトルは「行け!コア・ファイター」。2019年内に展開される。

劇場版「ガンダム Gのレコンギスタ」は、2014年にTV放送されたアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」全26話に新作カットを追加し、映像を再編集した全5部作の劇場版アニメ。総監督は富野由悠季が務めている。

「Japan Expo2019」に登壇した富野監督は、「『Gのレコンギスタ』というタイトルには『ガンダム』というタイトルが付いていますが、基本的に『ガンダム』とは関係がない作品です。ですから『ガンダム』という作品を知っている人には『理解ができない』と嫌われました」とコメント。「ですが、まったくこの種類のアニメを知らない人には、オンエアのときに多少の人気を手に入れました。また、日本では、深夜にしかオンエアされませんでしたので、僕にとっては公開したという意識がございません。だけど、今言いました通り、一部の若い方の支持を得られましたので、だったらきちんと作り直そうと思いまして、劇場版という形で作ることになり、今日ようやくこちらで初めて公開することができます。ですから、ここにいらっしゃる方にはちょっとお願いなんですけれど、皆さんのお子様に観ていただくように宣伝をしていただけると、とてもうれしく思います」「大人の人は楽しんでいただく必要はありませんが、お子さんの目で観て楽しんでください」と富野節を炸裂させた。

上映後には質問コーナーが設けられ、富野監督も丁寧に回答。最後には「今日はこういう形でこういう場所に来ていただきまして、本当に心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。メルシーボク」という富野監督の挨拶でイベント上映は締めくくられた。

富野由悠季コメント

「Gのレコンギスタ」というタイトルには「ガンダム」というタイトルが付いていますが、基本的に「ガンダム」とは関係がない作品です。ですから「ガンダム」という作品を知っている人には「理解ができない」と嫌われました。ですが、まったくこの種類のアニメを知らない人には、オンエアのときに多少の人気を手に入れました。また、日本では、深夜にしかオンエアされませんでしたので、僕にとっては公開したという意識がございません。だけど、今言いました通り、一部の若い方の支持を得られましたので、だったらきちんと作り直そうと思いまして、劇場版という形で作ることになり、今日ようやくこちらで初めて公開することができます。ですから、ここにいらっしゃる方にはちょっとお願いなんですけれど、皆さんのお子様に観ていただくように宣伝をしていただけると、とてもうれしく思います。そして、ここの会場の習慣として、このように制作者が来たときには、いろいろとお話しをさせてもらうように強制されています。ただ、今言いましたように「Gのレコンギスタ」という作品は、全く新しい形の作品ですので、まずご覧いただいて、そのあとで質問の時間を取らせていただきたいと思います。ですから正面切って言います。大人の人は楽しんでいただく必要はありませんが、お子さんの目で観て楽しんでください。

劇場版「ガンダム GのレコンギスタI『行け!コア・ファイター』」

2019年展開予定
総監督:富野由悠季

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