「天に向かってつば九郎」“お手羽渡し会”in神宮球場、つば九郎が悩みに答えた

「天に向かってつば九郎」4巻の「お手羽渡し会」の様子。

まがりひろあき「天に向かってつば九郎」4巻発売を記念したつば九郎による単行本お渡し会が、本日4月18日に東京・明治神宮野球場にて開催された。

「天に向かってつば九郎」は、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター・つば九郎を主人公にしたギャグマンガ。神宮球場を拠点にスワローズを応援するつば九郎の、野球とはあまり関係ない自由気ままな日常が描かれる。

単行本発売のたびに行われてきた、つば九郎による「お手羽渡し会」。東京ヤクルトスワローズOfficial Goods Shopつば九郎店で単行本を購入した先着100名のファンが待ち構える中、神宮球場内のスタンドにつば九郎が姿を現した。まずはつば九郎がスケッチブックを取り出し「へいじつなのにひまだね」と平日のお昼に集まったファンたちに先制攻撃。さらに「さぼったひと」と続け笑いを誘う。

今回は「お手羽渡し会」の前に、ファンからのつば九郎への相談・質問コーナーが行われた。「今『翔んで埼玉』という映画が流行していますが、埼玉県にどういうイメージを持っていますか?」という質問に対し、つば九郎は「ところざわのきゅうじょうがとおい」と回答。またつば九郎の影響で競馬を始めたものの、いまだに馬券の買い方を覚えられないという妹へのアドバイスを求められると「まければきづくよ」と返し、観客を盛り上げる。さらに神宮球場の近辺でおすすめの場所を聞かれると、球場の裏にある日本青年館のビルを指差し「せいねんかんはいろいろただでみれるよ」とアピールした。

またお酒好きとしても知られるつば九郎は、「ビールが苦手なんですけど、どうしたら飲めるようになりますか」という相談に対して「むりしない」と返答。さらに「奥さんが禁酒しろとうるさいんですが、どうしたらいいですか」という質問に「あなたはおくさんとおさけどっちをやめますか」と切り返すと、大きな歓声があがった。

「なかなか彼氏ができません。どうしたらいいですか」という相談には、「おなじくなかなかこちらもできません」と逆に悩みを相談し、今日のイベントのために会社をサボった言い訳を考えてほしいという相談には「じてんしゃにのりおくれた」と適当に回答する。しかしスポーツを長く続けるコツを問われると「なかまにめぐまれること、おやにかんしゃすること」と真面目に答え、客席からは歓声と拍手が起きた。その後の「お手羽渡し会」では、4巻を手渡ししながら握手やハイタッチでファンと交流し、この日のイベントは幕を閉じた。