「天気の子」で新海誠とRADWIMPSが再びタッグ、本編&新曲使った予告公開
新海誠が原作・監督・脚本を務める新作劇場アニメ「天気の子」の音楽をRADWIMPSが担当することが発表された。
新海監督の「君の名は。」でも音楽を担当していたRADWIMPS。「天気の子」でも「君の名は。」と同様に書き下ろしのボーカル曲と、劇中音楽が使用される。
RADWIMPSは「2017年の夏、不意に監督から『脚本を読んでもらえませんか?』というメールを頂きました。僕は『喜んで読ませて頂きます』と返事をしました。そこから僕たちの『天気の子』の物語が始まりました」と音楽を担当することになった経緯についてコメント。その後RADWIMPSから書き下ろし曲「愛にできることはまだあるかい」を受け取った新海監督は「『これは作るべき映画になる』と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと──洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました」と語った。なお「愛にできることはまだあるかい」を使った予告編も解禁されている。
「天気の子」は離島から家出して東京にやって来た高校生・森嶋帆高と、帆高が東京で出会った、祈るだけで空を晴れにできる不思議な力を持つ少女・天野陽菜を軸にした物語。7月19日より全国東宝系劇場にて公開される。
RADWIMPSコメント
今回、新海誠監督の『天気の子』で音楽監督を務めさせて頂きます、RADWIMPSです。
2017年の夏、不意に監督から「脚本を読んでもらえませんか?」というメールを頂きました。僕は「喜んで読ませて頂きます」と返事をしました。そこから僕たちの『天気の子』の物語が始まりました。
現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させて頂き、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています。
新海監督は最初に仕事をした時と何も変わらず、誰よりもまっすぐに純粋に頑固に、時に不器用に作品と向き合っています。そして各セクションのスタッフが目下全力でそんな監督を支えています。再び新しい冒険をご一緒させて頂けることを誇りに思います。
たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を観てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。
ぜひ、楽しみにしていて下さい。
新海誠監督コメント
『君の名は。』公開からちょうど1年となる2017年8月26日に、書き上がったばかりの『天気の子』の脚本を洋次郎さんに送りました。最初は音楽オファーのつもりでもなかったのですが、この脚本から洋次郎さんの頭の中にどんな音が聴こえてくるのかを、個人的にどうしても知りたかったのです。
その後『愛にできることはまだあるかい』を受け取って、「これは作るべき映画になる」と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと──洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました。
RADWIMPSとふたたび一緒に映画を作るにあたって最初に話したのは、「お互い初めましての気持ちでやりましょう」ということと、「前回とは違うことをやりましょう」ということでした。同じことはやらず、でももっと面白いものを。一度一緒に仕事をしているからこそ、僕たちは『君の名は。』を踏まえた上で、更に良いものを観客に届けることが出来るはずだと考えました。それは映画本編も同じです。前作とは違うもので、でももっと驚きと昂奮の詰まった作品にすべく、今はスタッフ全員で奮闘しています。
あたらしい物語と音楽を、楽しみにお待ちいただければとても嬉しいです。
「天気の子」
2019年7月19日(金)全国東宝系公開
スタッフ
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
キャスト
森嶋帆高:醍醐虎汰朗
天野陽菜:森七菜
(c)2019「天気の子」製作委員会