「キャロル&チューズデイ」緻密な音と画面にキャスト一同「毎週劇場で観たい!」

左からアンジェラ役の上坂すみれ、キャロル役の島袋美由利、総監督の渡辺信一郎、チューズデイ役の市ノ瀬加那、ガス役の大塚明夫。

4月10日よりフジテレビ「+Ultra」枠ほかにてスタートするTVアニメ「キャロル&チューズデイ」の先行上映会が、去る3月30日に東京・ユナイテッドシネマ豊洲にて行われた。

「キャロル&チューズデイ」は人類が火星に移り住んで約50年になる時代を舞台に、ミュージシャンを目指す2人の少女、キャロルとチューズデイが出会うことから始まるオリジナルアニメ。第1話・第2話の上映後にはキャロル役の島袋美由利、チューズデイ役の市ノ瀬加那、アンジェラ役の上坂すみれ、ガス役の大塚明夫、そして総監督の渡辺信一郎が登壇した。冒頭の挨拶で島袋は「皆様楽しんでいただけましたでしょうか!」と大きな声で呼びかけ、市ノ瀬も「本当に素晴らしかったと思います!」と興奮気味に声を上げる。一方、お披露目を迎えた心境を聞かれた渡辺総監督は「すみません、今駆けつけてきたばかりで、なんの段取りも知らなくて(笑)」と切り出して会場を和ませつつ、「『キャロル&チューズデイ』は、テレビじゃわからないんじゃないかってくらい音にこだわって作っているので、劇場でお披露目できたのはありがたいことです」と語った。

先行上映を観ての感想を、島袋は「高まりすぎて言葉がまとまらないんですが」と興奮を抑えられない様子を見せ、「台本を読んでるときも『絶対面白い』と感じていましたが、絵が付いて音が付いて大きい画面で観ると、肌で感じるものがあります」とコメント。市ノ瀬も「劇場でもすごく映える作品ですが、もちろんお家でも細かいところまで観て、聴いてくださったらうれしいです」と呼びかけた。上坂も「毎週劇場でやってほしい!」と劇場映えする作品であることに同意しつつ、「音もさることながら、キャラクターの表情や街の人の様子もちゃんと描かれていて、すべての人が生きてるって感じがします。さらっと観てしまうにはもったいない、キラキラした30分を過ごせる作品だと思います」と太鼓判を押した。

続いてアフレコ現場の雰囲気について聞かれた大塚は、「古手の人間もいて、集中した中で楽しくやっています。2人は最初は緊張してたけど、だいぶ慣れてきたね」と島袋と市ノ瀬に笑顔を向ける。本作は渡辺総監督が演技のディレクションも行っているといい、渡辺総監督は「ガスというキャラクターはいい加減そうに見えて、実は場をちゃんと仕切ってるんですが、アフレコ現場でも大塚さんが頼りなさそうに見えて、びしっと仕切ってるなと思います」と語った。市ノ瀬も「1話で私と島袋さんのお腹が鳴ってしまったんですが、そうしたら大塚さんが差し入れにいちご大福を持ってきてくださって。心遣いがありがたいです」と、大塚の頼りになるエピソードを披露した。

自身が演じるキャラクターについて島袋は、「キャロルはたくましい子ですが、歌唱を担当してくださっているナイ・ブリックスさんの歌声が、彼女の繊細な部分を教えてくれるんです。1人で生きてきたからこそのたくましさと、影の部分のバランスがかわいらしい子です」と話し、市ノ瀬は「チューズデイはお嬢様で、普段はお母さんに歯向かったりしないと思うんです。でも音楽がやりたい一心で家出したりと、音楽に対しては前向きで芯が強い子です」と紹介する。2人とは対照的に描かれるアンジェラを演じる上坂は、「2人が自然に出てくる音楽を表現しているのに対して、アンジェラは喉をこじ明けられながら、ダリアという、十万石まんじゅうみたいな(笑)ステージママに言われながら、自分が生きるために歌っている。動機が全然違っていて面白いです」と独特な比喩を交えて語り、会場を笑わせた。

本作ではキャロルとチューズデイ、アンジェラをはじめとしたキャラクターの歌唱を、それぞれキャストとは異なるシンガーが担当する。渡辺総監督は「僕自身、アニメ業界に入るずっと前から音楽好きで、主に洋楽にすごく影響を受けて育ったので、それを世界の人に返したいなという気持ちもあって、シンガーはネイティブイングリッシュが話せる人に限定し、全編英語詞の曲にしました」と意図を語り、「コンポーザーも半数近くが外国のミュージシャンで、世界中から曲が集まってくるという、こういう機会もなかなかないのでチェックしてほしいなと思います」とアピールした。また2クールにわたる本作が今後どのように展開するのか聞かれた渡辺総監督が、「キャロルとチューズデイがこれからどんどん成長していくので、若手役者の2人も最終話では監督に意見するくらいになるんじゃないかと期待しています」と言うと、島袋と市ノ瀬は小さな声で「身が引き締まります……!」「がんばります……!」と恐縮した様子で答えた。

最後に大塚は集まった観客に向け、「皆さんは『継続視聴決定!』って思ってくださったと思いますが、個人的にも本当に楽しみにしているので、ぜひ布教してくださると」と呼びかけ、上坂も「フライングドッグ10周年、ボンズ20周年というこの大型企画、たくさんの人命を乗せた大きな箱舟でございます! 皆様ららぽーと豊洲にいるうちに、フォロワーに『絶対見たほうがいい』って無差別リプライを送ってください!」と力説する。続く市ノ瀬も「Twitterで1人100件くらいつぶやいていただければ、トレンドになると思うんですけど(笑)」と冗談めかして言いつつ「のちのちコミカルな回もあったりしますので、いろんな面を楽しんでいただけるんじゃないかと思います」と見どころを述べた。

さらに島袋が「皆さん、お友達がいると思います。家族がいると思います。そして作っている方々にも大事な家族、友達がたくさんいます」と切り出すと、観客は大爆笑。渡辺総監督は「新興宗教みたいになってきた(笑)」とツッコミを入れつつ、「『世界に届けたい』とかデカいことを言っていても、成田空港に行く前につまずいて転んだらどうしようもないので(笑)、ここにいる皆さんが一助になってくれればうれしいです。スタッフもすごくがんばって作っていますので、ぜひぜひ続けて観てください」と語りかけ、イベントを締めくくった。

TVアニメ「キャロル&チューズデイ」

放送情報

フジテレビ:2019年4月10日(水)より毎週水曜日24:55~(初回は25:05~)
テレビ西日本:2019年4月10日(水)より毎週水曜日25:55~
東海テレビ:2019年4月13日(土)より毎週土曜日25:55~
北海道文化放送:2019年4月14日(日)より毎週日曜日25:15~
関西テレビ:2019年4月16日(火)より毎週火曜日25:55~
BSフジ:2019年4月17日(水)より毎週水曜日24:00~

配信情報

2019年4月10日(水)よりNETFLIXにて配信開始(2話以降毎週木曜日配信予定)

スタッフ

総監督:渡辺信一郎
監督:堀元宣
キャラクター原案:窪之内英策
キャラクターデザイン:斎藤恒徳
音楽:Mocky
音楽制作:フライングドッグ
アニメーション制作:ボンズ

キャスト

キャロル:島袋美由利
チューズデイ:市ノ瀬加那
ガス:大塚明夫
ロディ:入野自由
アンジェラ:上坂すみれ
タオ:神谷浩史
アーティガン:宮野真守
ダリア:堀内賢雄
ヴァレリー:宮寺智子
スペンサー:櫻井孝宏
クリスタル:坂本真綾
スキップ:安元洋貴

(c)ボンズ・渡辺信一郎/キャロル&チューズデイ製作委員会