「ダンまち」松岡禎丞がチームワークのよさ力説、水瀬いのりは脚本に頼もしさ感じる

左からえなこ、細谷佳正、内田真礼、水瀬いのり、松岡禎丞、坂本真綾、大西沙織、斉藤壮馬。

劇場アニメ「劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか – オリオンの矢 -」の舞台挨拶が、本日2月16日に東京・新宿ピカデリーにて行われた。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」は、広大な地下迷宮を中心とした都市・オラリオを舞台にしたファンタジー。劇場版では、原作者・大森藤ノ書き下ろしのオリジナルストーリーが展開される。舞台挨拶にはベル・クラネル役の松岡禎丞、ヘスティア役の水瀬いのり、アルテミス役の坂本真綾、リリルカ・アーデ役の内田真礼、ヴェルフ・クロッゾ役の細谷佳正、ヘルメス役の斉藤壮馬、アイズ・ヴァレンシュタイン役の大西沙織が登壇した。

上映後の舞台挨拶ということもあり、満足感に包まれた劇場にキャスト陣が登場すると大きな拍手で迎えられる。まず松岡が作中の印象的なセリフ「僕強くなりたいです」を引用し挨拶をすると、大きな歓声が起こった。続く水瀬はこの日、本作を応援するために駆けつけたヘスティアのコスプレをしたえなこについて“実物のヘスティア”と表現し、その完成度の高さを褒め称えた。

アフレコの様子をについて聞かれると松岡はアニメ第1期から間が空いていることにも触れつつ、チームワークのよさが出たことを力強く語る。内田も久しぶりの掛け合いに、変わらないキャラクター同士の関係に懐かしさを覚えたとしみじみ答える。また原作者書き下ろしの脚本について頼もしさを感じたという水瀬は、刺激のある現場になったと充実感をにじませていた。劇場版からの新キャラクターであるアルテミスを演じた坂本はできあがったチームに入っていくことに緊張したと話し、それでも場の空気のよさや水瀬の気遣いで場に馴染むことができ楽しめたと笑顔をみせた。

斉藤は自身の演じるヘルメスがアニメ第1期ではあまり出番が多くなかったことを話しつつ、本作で重要な役割を担うヘルメスが物語のスパイスとして機能しているとアピールし、脚本を絶賛した。続く細谷も登場人物の多い中での細かいセリフ割に注目して脚本を褒めると、その意外な目の付けどころに笑いが起きていた。試写会で号泣したという大西は、上映後すぐに水瀬と松岡へ即映画を観てほしいと連絡を入れたというエピソード披露。また1度作品を鑑賞済みの観客へ向け次に観る際には、アニメ第1期に続き音楽を担当する井内啓二の楽曲にも注目してほしいと伝えていた。

また舞台挨拶ではTVアニメ第2期が今夏に放送開始されることも発表に。松岡の掛け声とともにスクリーンに大きく情報が映し出されると大きな歓声が上がった。最後の挨拶では松岡が「命をかけて、(キャラクターに)命を吹き込ませていただいたので、何回も観ていただけたらなと思います」とメッセージを贈った。

(c)大森藤ノ・SBクリエイティブ/劇場版ダンまち製作委員会