手塚治虫「火の鳥」の構想原稿「大地編」を桜庭一樹が小説化

手塚治虫

手塚治虫「火の鳥」の構想原稿「大地編」が小説化される。執筆するのは「GOSICK-ゴシック-」などで知られ、「私の男」で第138回直木賞を受賞した桜庭一樹。

1967年の「黎明編」より本格スタートした「火の鳥」は、1988年の「太陽編」を最後に、翌年の手塚の死去によって未完となっていた。しかし、手塚プロダクションの資料室には、続編とみられる「大地編」の構想原稿が存在。構想原稿は400字詰めの原稿用紙にして2枚という短いものだが、手塚作品のエッセンスが詰まっているという。

その原稿をもとに、桜庭が「小説 火の鳥 大地編」として小説化。朝日新聞の土曜別刷りbeにて、4月6日から1年間連載される。イラストは黒田征太郎が担当。