「あした世界が終わるとしても」完成披露、梶裕貴、内田真礼らが高校時代を振り返る

左からコトコ役の千本木彩花、真役の梶裕貴、琴莉役の内田真礼、櫻木優平監督。

アニメ映画「あした世界が終わるとしても」の完成披露上映会が、本日1月20日に東京・新宿ピカデリーにて行われた。

1月25日に公開される映画「あした世界が終わるとしても」は、幼い頃に母を亡くして以来、心を閉ざしがちな狭間真(シン)と、彼をずっと見守ってきた幼なじみの泉琴莉(コトリ)を軸にした物語。上映前に行われた舞台挨拶には真役の梶裕貴、琴莉役の内田真礼、琴莉に瓜二つの公女・コトコ役の千本木彩花、監督・脚本を手がけた櫻木優平が登壇した。

完成した本作を観た梶は、アフレコ収録の時点でほとんどの絵が完成していたにも関わらず、そこからさらに手を加えられ完成度が高められていたことに驚いたと語る。また内田も、収録時のキャラクターの表情に琴莉の感情を感じ取れ演じやすかったと振り返った。続く千本木は絵の美しさはもちろんのこと、音楽が素晴らしかったと絶賛。さらに先輩である梶、内田の演技にも感動したと熱く語ると、梶と内田は顔を見合わせて笑い合っていた。そんなキャスト陣の感想に、櫻木監督はCGで作っているため、アフレコ後に映像を修正することができたと明かし、キャストには思いっきりアドリブをやってほしいとリクエストしていたと述べた。

現在、大学センター試験が行われていることもあり、本日の来場者には合格祈願のお守りを配布。また登場人物たちが高校生であることから、登壇者の高校時代についてのトークが展開される。高校時代から声優になりたいと思っていた梶は、養成所に通いつつ、高校では演劇部に所属していたと話す。また内田はバイトとゲームばかりしていたと振り返り、千本木は吹奏楽に所属し3年間打ち込んでいたと続けた。一方、櫻木監督がロボット作りやコンテストに参加していたと話すと、キャストの3人は驚いた表情を浮かべていた。さらにトークでは作品のタイトルにちなみ「もし明日世界が終わるとしたらどう過ごしたいか」という話題でも盛り上がった。

映画の見どころについて梶は、作品の舞台が新宿であることに触れ、馴染みのある新宿の町並みの中で、突然争いに巻き込まれた登場人物たちを疑似体験できると語る。また内田は、自身が演じた琴莉の、真を一途に思い続ける気持ちの機微に注目してほしいとアピール。そして千本木は、若いスタッフが集まって作られた本作には熱い思いが込められていると述べた。なお本日1月20日20時より、新宿アルタビジョンにて本編映像が特別上映。Twitterにてビジョンの静止画もしくは動画を撮影し、応援コメント、ハッシュタグ「#あしせかアルタ」を付けてツイートすると、抽選でキャストサイン入り台本とポスターのセットがプレゼントされるキャンペーンも行われる。詳細は公式サイトにて確認を。

オリジナル長編アニメーション映画「あした世界が終わるとしても」

2019年1月25日(金)公開

スタッフ

原作:クラフター
監督・脚本:櫻木優平
制作:クラフタースタジオ
製作:『あした世界が終わるとしても』製作委員会
配給:松竹メディア事業部

キャスト

狭間真:梶裕貴
泉琴莉:内田真礼
ジン:中島ヨシキ
コトコ:千本木彩花
ミコ:悠木碧
リコ:水瀬いのり
狭間源司:津田健次郎
泉宗:森川智之
ユーリ:水樹奈々

(c)あした世界が終わるとしても