手塚治虫「火の鳥」と愛媛・道後温泉本館がコラボレート。道後温泉本館の保存修理工事を活用したPR事業「道後REBORNプロジェクト」として、2019年1月15日よりさまざまな企画スタートする。
これは愛媛県松山市の道後温泉本館にて開催された、「道後REBORNプロジェクト」の制作発表会にて明かされたもの。2019年1月15日からは企画第1弾として、道後温泉本館正面入口にプロジェクトのスタートと“火の鳥”到来を告げる日除け幕や、灯籠を設置。さらに本館の入浴券も「火の鳥」のデザインに一新される。また2月1日からの企画第2弾では、北面入口の上に「火の鳥」オブジェを設置し、ライトアップの実施を予定している。4月頃からは、企画第3弾として手塚プロダクション制作によるオリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」を配信。アニメには、つるの剛士・三森すずこが声優として参加する。さらに本館保存修理工事の仮設物へ「火の鳥」アートの装飾も施される予定だ。
手塚プロダクション取締役・手塚るみ子コメント
この度は愛媛県・松山市のシンボルであり、国の重要文化財でもある道後温泉本館の保存修理工事の観光資源化のための、「道後REBORNプロジェクト」におきまして、手塚治虫の代表作である「火の鳥」がシンボルキャラクターとしてコラボレーションされることになり、あらためて悦ばしく、そして感慨深く感じております。
私自身、これまで何度となくこの道後温泉へ足を運び、この名湯に心も身体も癒されてきました。そしてまた、この地に暮らす人々が、どれほど長い年月のなか、自然からの恵みを大切にしながらもそれを活かし役立ててきたものかと、ひととき歴史や文化に思いをはせる、そんな場所でもありました。
そんな日本最古の名湯でもありますこの道後温泉が、これから先も国内外の多くの方々の心の癒しとなり、そしてまた日本人の歴史と文化を垣間見る場所であり続けますことを、いち道後温泉ファンとしても心から願っております。
生命は永遠ではありませんが、誰かがそのバトンを受け取ることにより、たとえ別の姿になりながらもその魂は生き続けることができるのだと、手塚治虫亡き後、この30年間を見てきて感じております。
本プロジェクトが、火の鳥”道後温泉”編として、皆様の期待に応えられましたら幸いです。