浅野いにお新作「勇者たち」発売、等身大プンプン像のクラウドファンティングも

「勇者たち」

浅野いにおの単行本「勇者たち」が、本日11月12日に発売された。

「勇者たち」はヒバナの小冊子にて不定期連載され、その後マンガワン(どちらも小学館)にて発表された作品。姿形も思想も種族も異なる“勇者たち”が、憎しみや悲しみ、恨みや炎上を乗り越え、世界を闇へと導く暗の王の討伐へと挑む“平成末期型”異世界冒険譚だ。全ページカラーにて綴られている。

なお12月21日から2019年1月14日まで、東京・池袋のサンシャインシティ内ワールドインポートマートビル4階展示ホールAでは、展覧会「画業20周年記念企画 浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~」が開催。前売り券は“いにおの日”である11月20日に発売される。

またプラットフォーム・FAAVO内では、「等身大プンプン像を『浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~』に飾りたい!」と題したクラウドファンティングを実施中。浅野は「この度の展示会で、 来場者の方とともに撮影可能なプンプンの等身大フィギュアを設置したいと考えています。連載の終了した漫画はいつか風化していきます。しかし今一度、ただの薄っぺらな存在だったプンプンを、読者の皆さんの協力で厚みを持たせ、いまも、そしてこれからもどこかに彼は『いる』ということを感じてもらえるような展示ができたらと思っています」とコメントを寄せた。支援により制作されたプンプンは、 会場内「おやすみプンプン」エリアの中心部に設置予定。「おやすみプンプン」のネームと完成原稿の複製原画セットなど、グッズがもらえるリターンが用意されているので気になる人はチェックしてみては。

そのほか12月20日には特別内覧会を開催。当日は浅野も来場し、ライブドローイングやサイン会の実施が予定されている。参加したい人は明日11月13日23時59分までに、ローソンチケットより申し込もう。なお応募多数の場合は抽選となる。

クラウドファンティングに寄せて、浅野いにおからのコメント

漫画家としてデビューして今年で20年が経ってしまいました。 その20年の中で最長期連載だった「おやすみプンプン」という漫画は、非常に思い入れのある作品です。特に主人公である小野寺プンプンは、はじめこそ極めて適当な気分で描いた単なる落書きでしたが、結果的にたくさんの読者に愛され、そして嫌われ、僕にとっても忘れがたい、とても縁深いキャラクターになりました。
この度の展示会で、来場者の方とともに撮影可能なプンプンの等身大フィギュアを設置したいと考えています。連載の終了した漫画はいつか風化していきます。しかし今一度、ただの薄っぺらな存在だったプンプンを、読者の皆さんの協力で厚みを持たせ、いまも、そしてこれからもどこかに彼は「いる」ということを感じてもらえるような展示ができたらと思っています。と、真面目に書きましたが、こんなふざけた企画はまたとない機会だと思うので、皆様のご協力、何卒よろしくお願いします。

画業20周年記念企画 浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~

期間:2018年12月21日(金)~2019年1月14日(月・祝)※12月31日・1月1日は休館
時間:12:00~19:00 ※最終入場18:30
会場:東京・サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4階 展示ホールA

料金

前売券

一般800円、中・高生600円、グッズ付き1300円

当日券

一般1000円、中・高生800円 ※小学生以下無料

(c)浅野いにお/小学館 (c)浅野いにお/太田出版 (c)浅野いにお/ロッキング・オン

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