映画「坂道のアポロン」淳兄役はディーン・フジオカ、百合香役は真野恵里菜

左から深堀百合香役の真野恵里菜、桂木淳一役のディーン・フジオカ、迎勉役の中村梅雀。

小玉ユキ原作による実写映画「坂道のアポロン」の追加キャストが発表された。

千太郎から「淳兄」と呼ばれ、実の兄のように慕われる桂木淳一役はディーン・フジオカ、千太郎が一目惚れするミステリアスな美女・深堀百合香役は真野恵里菜、律子の父親でレコード店・ムカエレコードの店主を務める迎勉役は中村梅雀に決定。なおフジオカは同作の出演にあたり2016年8月からトランペットの練習を始めており、劇中ではジャズの楽曲「But Not For Me」を歌唱する。フジオカは「お酒を飲みもしないのにジャズバーに行ってはセッションで歌っていた、思い出の“But Not For Me”を本作品で歌えて、大変嬉しく思います」と喜びを語った。

「坂道のアポロン」はジャズを通じて交流を深めていく学生たちを描いた青春ラブストーリー。映画は2018年に全国公開が予定されており、主人公の西見薫役は知念侑李(Hey! Say! JUMP)、川渕千太郎役は中川大志、迎律子役は小松菜奈が務める。映画の監督は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「ソラニン」などで知られる三木孝浩が担当。

ディーン・フジオカ(桂木淳一役)コメント

お酒を飲みもしないのにジャズバーに行ってはセッションで歌っていた、思い出の“But Not For Me”を本作品で歌えて、大変嬉しく思います。音楽が好きで、ジャズが好きで、チェットベーカーが好きで、だからトランペッターが歌う、と言うキャラクターに特別に強い憧れがありました。その想いを余すことなく本作品に込めて、桂木淳一の役を全力で演じさせて頂きたいと思います。

真野恵里菜(深堀百合香役)コメント

三木監督の作品に携わりたいという思いがこの作品でようやく叶い、とても嬉しく思っています。深堀百合香という、ちょっぴりミステリアスで恋に揺れる女性を大切に演じたいです。それぞれの交差する想いと繊細な音楽が合わさった時、とても素敵な時間が流れる作品をみなさんにお届けできるように全力で演じさせていただきます。

中村梅雀(迎勉役)コメント

ベースを愛し、JAZZを愛し、そしてこよなく娘を愛する人間として、迎勉というお役を頂けたことは、とてもとても嬉しいです。戦中戦後の混乱の中、勉がコントラバスを弾く様になった思い。そして亡き友人の夢を叶えるために、レコード店を営む思い。一人娘と亡き妻への思い。原作のBONUS TRACKにあった、若き日の勉の思いが、少しでも滲み出たら良いなぁと思います。

実写映画「坂道のアポロン」

2018年全国公開予定

監督:三木孝浩
脚本:高橋泉
原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊flowers」FCα刊)
出演:知念侑李(Hey! Say! JUMP)、中川大志、小松菜奈、真野恵里菜、中村梅雀、ディーン・フジオカ