内村航平、「ガンバ!Fly high」作者・菊田洋之とのマンガ制作に「夢みたい」

内村航平選手

菊田洋之「THE SHOWMAN」1巻が本日7月18日に発売されたことを記念し、同作に監修として参加している体操競技選手・内村航平によるお渡し会が、東京・ブックファースト新宿店にて実施。囲み取材も行われた。

「THE SHOWMAN」は、「ガンバ!Fly high」の菊田が手がける体操マンガ。「ガンバ!Fly high」を幼少期から愛読していた内村選手は、菊田とともにマンガの仕事をしていることについて「ありえないです。会えるだけでもすごいことなのに、一緒にマンガを作れるなんて、今でも夢みたい」と心境を語る。「こういう立場になったからこそ、子供たちに『こういうことができるよ』っていうことを伝えていかなきゃいけないし、こういうことをやれるからこそ夢を持ってもらえるんじゃないかと思います」と続けた。

内村選手は今作の監修について、「(菊田に制作を)任せてるというよりかは、一緒に作っていってるという感じ。大まかなストーリーを考えたり、技はこういうものをやっていこうと打ち合わせしている」と説明。また「子供のときに読んでいて、(『ガンバ!Fly high』が)すごく面白かったから、ここまで面白くできるかプレッシャーがある」と吐露しながら、「僕にしか出せないものを出していきたい。いざ自分で参加してみると、『どうやったら面白くなるのかな』という考えが止まらない」と作品制作に対して意欲的な姿勢を見せた。

作中には絶対王者・大和公平選手という、内村選手を思わせるキャラクターが登場する。このキャラクターについて、内村選手は「僕っぽいキャラクターが出てくるんですけど、僕じゃないんです。すごい似てるんですよね」と触れ、取材陣の笑いを誘う。「そのキャラクターや主人公を通して、体操の面白さや辛さ、魅力を伝えていきたい」と展望を述べた。なお会場には菊田も駆けつけ、内村選手と笑顔で熱い握手を交わしていた。

「THE SHOWMAN」はサンデーSと、Webマンガサービス・サンデーうぇぶり(ともに小学館)にて連載中。単行本1巻には菊田によるモントリオール取材記や、内村のインタビューも収められている。