山本美月は最後までとーじ派、「ピーチガール」初日舞台挨拶で伊野尾ガッカリ

「ピーチガール」初日舞台挨拶の様子。左から真剣佑、山本美月、永野芽郁。 (c)2017「ピーチガール」製作委員会

上田美和原作による実写映画「ピーチガール」の初日舞台挨拶が本日5月20日に東京・丸の内ピカデリーにて開催され、キャストの山本美月、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、真剣佑、永野芽郁、神徳幸治監督が登壇した。

本作が映画初主演となる伊野尾は「初めての主演映画の初日が、無事迎えられてうれしいです。多くの方に見て頂けるように頑張っていきたいと思います」と感無量の様子だった。撮影から1年以上経って迎えた公開初日、司会からの「今だから言いたいことは?」という質問に、山本は「私とまっけんは中学生時代の回想シーンを撮ってたんですけど、カットされてました。あとで監督に聞いたら『さすがに無理だった』って言われて」と、せっかく着たセーラー服姿のシーンがカットされて切なかったと語る。山本の訴えに神徳監督は「いとおしいシーンなんで、DVDとかに入れられたらいいですね」と返し、客席から拍手が沸き起こった。

映画の撮影から公開まで1年以上が経過していることから、司会から「ギャップがあった人は」との質問に、真剣佑が撮影当時よりも体型がよくなったことを山本が指摘。すると真剣佑は「撮影のときからは10kgくらい増えたかも」と明かす。すかさず「かよわい僕とか守ってもらえそうだよ」と言う伊野尾に、真剣佑が「守ってあげるよ」と優しく微笑み返すと、「ありがとう!」と伊野尾も返し、2人の息の合ったやり取りが繰り広げられた。

キャンペーン期間中、何度もカイリ派かとーじ派かと訊かれてきたという女性出演陣たち。いつもとーじを選んできた山本は「いろいろ考えたんですけど、やっぱりとーじかな」と心揺るがない様子。それに対し「素直にうれしい。とーじは優しいしストレートだし、ずっと夢中でいてくれる人だし」と喜ぶ真剣佑だったが、伊野尾は「悔しい……悲しい……。まさか初日まで(山本に)とーじ派と言われると思わなかった」とガッカリ。しかし永野の「私は最初からずっととーじ派だったんですけど、完成を見たらカイリ派になりました。自分が元気ない時に、外に連れ出してくれるような男性ってかっこいいなと思います」と言うと、「よかった~」と胸をなでおろしていた。

ここで伊野尾は「なんとかカイリ派になってもらいたくてあるものを用意しました」と切り出し、パティシエと一緒に、伊野尾が今日作ったという飴細工とケーキがステージに運び込まれた。実際に伊野尾がケーキを作った証拠写真もスクリーンに映し出され、「嘘! これ、劇中(のシーン)じゃないの……?」と疑う山本に、伊野尾は「劇中じゃないから! 撮影でみんなにお世話になった感謝の気持ちを込めさせてお手伝させていただきました」と思いを伝えた。

伊野尾からのサプライズを受け、改めてとーじ派かカイリ派かを問われた山本。伊野尾が「これはみんなわかってるでしょー」と期待を寄せる中、山本の出した「そうですねー、とーじかな!」という答えに、伊野尾は肩を落とす。しかし逆サプライズで、山本が描いた“女装したカイリ”のイラストをプレゼントされた伊野尾は、「うわーすごい! かわいい! 美月ちゃんが描いたの?」とびっくり。そして「すごくうれしいです。家の一番高いところに飾ります」と感激した様子を見せていた。映画「ピーチガール」は本日より全国ロードショー。

(c)2017「ピーチガール」製作委員会