「ZEN」が広まるきっかけ作った禅僧の若き日描く物語、題字は井上雄彦

「ZEN 釈宗演」上巻

高島正嗣の初単行本「ZEN 釈宗演」の上巻が、日経BP社より発売された。

「ZEN 釈宗演」は、明治26年にアメリカ・シカゴで開催された第1回万国宗教会議で日本人の僧として初めて仏教を紹介し、「禅」を「ZEN」として欧米に広めるきっかけをつくった釈宗演を描く作品。26歳の若さで修行を終えたのち、現在のスリランカにあたるセイロンに留学するなど、破天荒な国際人として生きた宗演の若き日に迫っていく。

なお高島は井上雄彦のアシスタントを務めており、本作の題字は井上が執筆。また監修を円覚寺管長の横田南嶺が務めている。