「FGO」朗読劇で悠木碧が1人2役を熱演 星野貴紀、新垣樽助と新選組が並ぶ

「マンわかスライダー」

スマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order(以下、FGO)」の11周年を記念したイベント「Fate/Grand Order Fes. 2026 カルデア学園祭 ~11th Anniversary~」が、本日8月1日と2日に千葉・幕張メッセで開催される。コミックナタリーでは、初日となる8月1日の様子をお届けする。

巨大な「マンわかスライダー」がお出迎え、学園祭のような賑やかな場内

7月30日で11周年を迎えた「FGO」。オープン時には、コスプレイヤーと着ぐるみが来場者を出迎える。今回はまおと扮するテノチティトラン(ムーンキャンサー)と、かなめ扮する千子村正の霊基再臨第2段階が初お披露目となった。

「学園祭」をテーマとした今回のイベントでは、学校をモチーフにした装飾で会場が彩られている。校門のようなウェルカムエリアに足を踏み入れると、目を引くのはリヨ「マンガで分かる!Fate/Grand Order」の女主人公、マシュ、セイバーが巨大な滑り台となった「マンわかスライダー」。ファンから人気のコンテンツのアトラクションとあって、開場後すぐに長蛇の列ができあがっていた。

会場には、描き下ろされたサーヴァントのパネルが多数並ぶ。パネルの中には、TAaが手がけた花咲翁、ひろやまひろしの手がけたイリヤスフィール・フォン・アインツベルン、森山大輔の手がけた刑部姫、白峰の手がけたパーシヴァル、岡崎武士の手がけたフランケンシュタイン、黒星紅白の手がけた葛飾北斎も。望月けいが描き下ろしたバーヴァン・シーもお目見えした。パネルに近づくと、それぞれ録り下ろしのボイスを聴くことができる。

「クラス展示」エリアには、学園祭らしい体験型コンテンツが登場した。「スリラーナイト教室」は徐福がガイドを務めるお化け屋敷。徐福が持つ仮面がきっかけで起こる恐怖が、本格的な演出で繰り広げられた。「英霊喫茶かるであ」では、教室のような内装の室内で、サーヴァントたちの録り下ろしボイスとともにドリンクが楽しめる。

「カルデア学園生徒会」は、Live2Dとバイノーラルのボイスで、キャラクターに語りかけられているような体験ができるコンテンツ。モルガンや巌窟王 モンテ・クリストら人気キャラクターが生徒会メンバーとして登場する「カルデア学園生徒会」を体験しようと、開場後たくさんの人が押し寄せていた。またスポーツをテーマにしたミニゲームができる「運動部エリア」に加え、さまざまな展示やアトラクションが集まる「文化部エリア」、場内を巡って謎を解くリアル脱出ゲームなど、来場者を楽しませるための多数のコンテンツが用意されている。

白浜鴎のサーヴァント・ダンテの“霊衣”も発表されたスタッフトーク

ステージでは、キャスト陣が登壇するさまざまなトークイベントが開催されている。TYPE-MOONの関連プロジェクトとして、「劇場アニメーション『魔法使いの夜』ステージin FGO Fes. 2026」も行われた。「FGO」の開発・運営スタッフが登場する「『Fate/Grand Order』スタッフトーク」では、「冠位戴冠戦」についての裏話を披露。新免武蔵守藤原玄信のメイキングについては、キャラクターデザインを手がけたこやまひろかずからもコメントが寄せられ、表情が2パターンあったと明かされた。また期間限定イベント「カルデアン・フロラリア あなたの花が咲く頃に」でWIT STUDIOが制作したCMの絵コンテも公開。さらに新たなアニメCMとして、A-1 Picturesが手がけた映像も上映され、次々と現れるサーヴァントに歓声が上がった。

そして今年の水着イベントの告知が始まると、観客も待ってましたと大盛り上がり。タスクオーナがデザインした耀星のハサン、天空すふぃあがデザインしたベディヴィエール、白浜鴎がデザインしたダンテ・アリギエーリの新衣装“霊衣”が発表されると、黄色い声が会場に響く。配布サーヴァントとしてヒライユキオがデザインを担当するハベトロット、期間限定サーヴァントとしてnipiがデザインを担当するリリスが紹介され、会場はさらにヒートアップ。ワダアルコが描くキングプロテアの紹介映像ではズンズンという足音が流れるだけで、会場は歓喜の声に包まれる。最後に公開されたのは、原田たけひとがデザインを担当した紅閻魔。キャラクターを象徴するような演出に、イラストの公開前から「ああー!」と喜びの声が上がった後、レアリティがSSRであることが明かされると「ええー!?」と驚きの声に一変。どよめきが収まらぬ中、ステージは幕を下ろした。

悠木碧が1人2役を熱演、「ぐだぐだ」シリーズ生朗読

初日最後のステージ「FGO ぐだぐだDRAMALOGUEスペシャル ~ライブもあるよ!~」では、期間限定イベント「ぐだぐだ」シリーズを朗読劇とCM曲で振り返った。「ぐだぐだ本能寺」では、沖田総司役の悠木碧が登場。主人公たちと沖田、織田信長との出会いが演じられる。続く「ぐだぐだ明治維新」では、土方歳三役の星野貴紀が登場した。土方の低く迫力のある声が会場に緊張感をもたらす中、時折展開される「ぐだぐだ」らしいコミカルなやりとりに、観客からは笑いが溢れる一幕も。「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」の朗読が始まると、坂本龍馬役の加瀬康之、岡田以蔵役の吉野裕行も加わり、荒々しい性格の以蔵と、穏やかな龍馬のやりとりが展開される。またこのパートでは、悠木は沖田と、沖田総司〔オルタ〕の1人2役。2騎が剣を交えるシーンでは、異なる雰囲気の2人を見事に演じ分けた。龍馬の宝具のセリフも高らかに披露された後、最後に沖田総司〔オルタ〕が涙するシーンでは、会場が感動的な雰囲気に包まれた。

しんみりとした空気を打ち破るように、六花の「二者穿一」でライブパートがスタート。アップテンポなバンドサウンドとともに、会場も熱を帯びていく。乃藍はその熱気を引き継ぐように、拳を突き上げながら「参全世界」を歌って観客たちを煽った。KOCHOは「明鏡肆水」を歌唱。独特な雰囲気で観客を引き込み、朗読劇にバトンをつなぐ。「オール信長総進撃 ぐだぐだファイナル本能寺2019」、「超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2020」と続き、「昭和キ神計画 ぐだぐだ龍馬危機一髪! 消えたノッブヘッドの謎」では坂本龍馬(ランサー)がお竜さんと心を通わせ、宝具を発動するシーンも演じられた。再びライブパートが始まると、Tetsu Yamamotoが伸びやかな声で「伍越同舟」を歌い上げ、六花がスパイラル・ラダーの「陸劫輪廻(feat. Yuriko Kaida)」を熱唱。さらに310もステージに上がり、スパイラル・ラダー「七星神威 feat. 310」のロックなサウンドを届けた。

「ぶっちぎり茶の湯バトル ぐだぐだ新邪馬台国 地獄から帰ってきた男」「激走!川中島24時 ぐだぐだ超五稜郭 殺しのサインはM51」の朗読の後は、シリーズ最新イベント「幕末チャンバラ神話 ぐだぐだ新選組・ジ・エンド REVENGE OF MAKOTO」へ。河上彦斎役の白石晴香が登場し、開幕からいきなり沖田との激しい戦いの掛け合いが繰り広げられた。さらに近藤勇役の新垣樽助も加わり、新選組が出揃う。新選組全員が集結して宝具を放つシーンでは、凛々しく勇ましい声が響き渡った。ライブパート最後の楽曲は、スパイラル・ラダーの「Reson8te feat. 六花」。六花の力強い歌声と重厚なサウンドに包まれ、最後は沖田と信長のかけあいで朗読劇は幕を閉じた。

「FGO ぐだぐだDRAMALOGUEスペシャル ~ライブもあるよ!~」セットリスト

  1. 二者穿一 / Vocal:六花
  2. 参全世界 / Vocal:乃藍
  3. 明鏡肆水 / Vocal:KOCHO
  4. 伍越同舟 / Vocal:Tetsu Yamamoto
  5. 陸劫輪廻 / Artist:スパイラル・ラダー、Vocal:六花
  6. 七星神威 feat. 310 / Artist:スパイラル・ラダー、Vocal:310
  7. Reson8te feat. 六花 / Artist:スパイラル・ラダー、Vocal:六花

(c)TYPE-MOON / FGO PROJECT