「SAKAMOTO DAYS展」創作の軌跡がいたるところに 島﨑信長は“黒い球”に驚愕

島﨑信長

鈴木祐斗「SAKAMOTO DAYS」の展覧会「SAKAMOTO DAYS展」が、明日7月17日から9月6日まで東京ドームシティGallery AaMoで開催される。一般公開に先立ち、本日7月16日にはオープニングイベントとプレス内覧会を実施。オープニングイベントには、アニメで朝倉シン役を演じる島﨑信長が登壇した。

創作の軌跡がいたるところに

展覧会は、「ZONE1 坂本商店、営業中」「ZONE2 破壊、最前線」「ZONE3 殺しの芸術痕」「ZONE4 決意のトリガー」「ZONE5 決戦前夜」「ZONE6 “今日の礎”」「ZONE7 彩りのある日々」の7つのゾーンと公式ショップで構成。「ZONE2」では、「ぐるぐる線画タワー」と題し、篁(タカムラ)が切断した赤いタワーのオブジェの周りに、鈴木の複製“ペン入れ原稿”が舞うように装飾された。「ZONE3」では、突き破られた額縁や割れたガラスなどによって、作中のバトルシーンを表現。またラフ、線画、完成原稿がさまざまな箇所にちりばめられており、構想打ち合わせからネーム、ラフを描き上げ、さらに線画にしてデジタル環境に取り込み、完成原稿へと至る鈴木の創作の軌跡を垣間見ることができる。

鈴木祐斗の愛用品を飾ったディスプレイや仕事場の風景を映したパネル

「ZONE4」には、高速道路をモチーフにした空間展示がお目見え。「DAYS205」から「DAYS221」までのストーリーを印象的なシーンとともに辿るダイジェスト映像が観られるほか、完成する前の原稿と完成原稿を比較しながら楽しめるコーナーも設けられた。「ZONE7」には、鈴木の愛用品を飾ったディスプレイや仕事場の風景を映したパネル展示も登場。先に進むと、単行本のカバーイラストなどを含むカラーイラストが飾られており、ここでも途中段階のラフ、線画と照らし合わせながら、鮮やかな色彩が完成原稿へと昇華されるまでの緻密な筆致がじっくりと味わえる。

改めて感じる作品の魅力

8月4日に単行本28巻が発売され、アニメ第2期が2027年1月に放送される「SAKAMOTO DAYS」。オープニングイベントに登壇した島﨑は、改めて感じた「SAKAMOTO DAYS」の魅力について聞かれると、「ひと言でいうなら“どこを取っても美味しい闇鍋”ですね」と言い、「シリアスとコメディの緩急のつけ方やバランス感覚が本当に秀逸で。面白いだけじゃなく意外性がすごくあって、アクションもスタイリッシュなんですけど想像を超えてくる。そういう楽しさやよさが詰まった作品だなって思います」と説明を加える。

また、シンを演じるうえで意識していることを問われると、「シンって10代くらいの若い“あんちゃん”に見えるけど、意外と20歳を超えていて。坂本さんが大好きで尊敬しているから、彼の前ではかわいらしさとか後輩的な部分を見せているけど、実は成人するまでにいろいろシビアなことを経験して育っている子なんですよね。なので、いち殺し屋として生き抜いてきた成人男性というところは大事にしようと思っています」と、役作りへのこだわりを明かした。

鈴木祐斗のすごさ、異様な“黒い球”に驚愕

ひと足早く展覧会を堪能した島﨑。作者・鈴木のどんなところにすごさを感じたかと尋ねられると、「完成する前の原稿と完成原稿を見比べられるコーナー(「ZONE4 決意のトリガー」内)があるんだけど、例えばラフや線画では正面の顔だったものが、完成原稿だと横顔になっていたりするんです。ラフの時点でものすごい完成度でいい表情をしているのに、さらに突き詰めてこう変えるんだって。自分なりになんで変えたんだろうって考えたときに、鈴木先生のすごさの一端に触れられる気がするというか。ギリギリで変えたものも絶対あると思うんですよ。勢いもないとできないことだし、1回破壊することを恐れない行為なわけで。本当にありえないぐらい考えに考えて突き詰めて描いているのに、そういう“ライブ感”もすごく乗っているのがすごいところだなって思いました」と、鈴木のストイックな姿勢に敬意を表した。

数多くの展示の中で、「ZONE7 彩りのある日々」にある、鈴木の愛用品の“黒い球”に驚愕したという島﨑。ディスプレイの中に飾られたその異質な存在に目を奪われ、「ペンや定規は当然使われるものだからわかるんですよ。でも明らかに異質なものがあって。鈴木先生が消しカスを溜めて丸めたものだっていうじゃないですか。おにぎりよりも握りこぶしよりもでかい」とその異様さを説明し、「先生の試行錯誤していく熱量をあの黒い球から感じて。あれはいい展示でしたね」と、鈴木の執念が可視化されたかのような一品のすごみを噛み締めた。

“シン視点”でのオススメポイントは?

公式ショップにも立ち寄った島﨑は、アクリルバッジ付きの「シンのジップジャケット」に触れ、「ストリート感もあって、自分でも着てみたくなりました」とコメント。またぜひ手に取ってほしいイチ押しグッズとして公式図録を挙げ、「『SAKAMOTO DAYS』の歴史もそうですし、鈴木先生や担当編集さんをはじめとする、作品に関わる皆さんの試行錯誤の歴史を追える内容になっています。読み込んでからもう1回展示に足を運びたくなると思いますし、1個1個の展示物のストーリーも知ることができるので、見え方がまた全然変わってくるはずですし、原作やアニメももっと深く楽しめるきっかけにもなる。僕的にはナンバーワンでしたね」と、その充実ぶりを絶賛した。

“シン視点”でのオススメポイントについての質問も。島﨑は「坂本商店だったり、葵さんや花ちゃんだったり、そういう日常とか坂本ファミリーの部分もちゃんとピックアップされています。もしシンがこの展示を見たら、いつもみたいに『坂本さーん!』ってテンションが上がりつつも、どこか噛みしめるような感慨もあるんじゃないかな」と分析。さらに、「どっちにしろ、全部坂本さんがいるシーンです。どの部分も結局坂本さんのシーン。それだけは間違いありません」と、シンの心境を代弁するかのような“坂本愛”を滲ませた。

なお「SAKAMOTO DAYS展」は、全日日時指定制。原作の内容に準拠し、アニメ化前の情報も含まれている。

「SAKAMOTO DAYS展」

期間:2026年7月17日(金)~9月6日(日)※会期中無休
時間:10:00~19:00(最終入場 18:30)
会場:東京都 東京ドームシティ Gallery AaMo
料金:一般2000円、中学・高校生1500円、小学生900円、グッズ付き入場チケット4200円
※全日日時指定制、完売次第終了。
※「SAKAMOTO DAYS」の内容に準拠し、アニメ化前の情報を含む。

「『SAKAMOTO DAYS展』開催記念コラボメニュー in 東京ドームシティ」

期間:2026年7月17日(金)~9月6日(日)

実施店舗、コラボメニュー

JACK IN THE DONUTS:坂本の満腹ドーナツセット
creperie kenny’s:シンのさわやかブルーフロート
花とごはんとクリームソーダ なぎさ食堂:ルーの三つ編みあまおうソーダ
マリオンクレープ アトラクションズ店:平助のターゲットクレープ
山本のハンバーグ MeatBall and Wine:南雲のトリッキートマトクリームハンバーグ
マザー牧場 CAFE SOFTCREAM:神々廻のパチパチコーヒーフロート
ROBERT’S COFFEE:大佛の丸ノココーヒーゼリーラテ