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介護の闇に切り込む社会派サスペンス、鈴木マサカズらによる新連載「介護とハイエナ」

甚野博則が原作、鈴木マサカズが構成、石津のぞみが作画を担当する新連載「介護とハイエナ」が、本日5月26日に新潮社のくらげバンチでスタートした。

同作は日本の介護の実態と闇に切り込む社会派サスペンス。とある編集部で契約記者として働く古世手悠一は、編集長から虐待が日常的に行われているという老人ホームの取材を依頼される。まだ若い彼は自分ごとに思えず気乗りしないが、唐突な母親の死に直面し、介護問題に興味を持ったことで考えを改める。作中では近年社会問題になっている老老介護、8050問題、介護業界の人手不足、社会保障費の増大なども取り扱われる。

甚野博則コメント

善人の顔をした魔物、悪意のない黙認、欠陥のある制度――。実は、介護現場の裏側にはさまざまな思惑が交差しています。家族は「こうしてあげたい」という気持ちで動き、本人は言葉にならない不安を抱え、施設は現実の制約を背負い、行政は手順や前例に寄り掛かる。立場が違えば、見える景色は違います。そうしたズレが埋まらないまま日々が過ぎると、誰かの人生が置き去りにされていく。人を支えるとは何か、そして人生の最期とは何か。そんな問いが、ふと自分の問題として立ち上がってくれるような人間模様を書いていきたいと思います。

鈴木マサカズコメント

あれは数年前。父親の一人暮らしが徐々に難しくなり、複数の連載を抱え、時間のないなか、なんとか父の条件に合ったホームを探していました。それは本当に神経のすり減る日々で、いずれ自分たちにもやってくるだろう「その時」が、想像以上に大変なものだと思い知らされました。そして、その渦中で、介護を取り巻くさまざまな問題の存在も知りました。この企画の話をいただいたのはちょうどその頃。これは乗るしかないと思いました。甚野氏の原作と石津氏の作画、その二つを繋ぐよきパイプ役になれるよう頑張ります。よろしくお願いします。

石津のぞみコメント

初連載になります。のんびり過ごしてきたせいか、今回のお仕事をいただいてから介護が他人事ではないんだなと感じました。縁遠く感じられている方にも手に取っていただけるように作画の方を頑張りたいと思います。

(c)甚野博則 鈴木マサカズ 石津のぞみ/新潮社