本日3月15日発売のハルタVol.52(KADOKAWA)には、森薫「シャーリー・メディスン」の最新作が掲載されている。
「シャーリー・メディスン」はヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台に、カフェの女主人ベネットの家で働くメイドの少女・シャーリーの日常を描く作品。単行本は「シャーリー」の題で2巻まで刊行されており、本誌掲載は前回から実に3年7カ月ぶりとなる。
そのほか今号では、空木哲生の新連載「山を渡る-三多摩大岳部録-」がスタート。同作は大学の山岳部を舞台に描かれる青春グラフィティで、第1話では部員が足らず活動停止寸前の山岳部に、登山未経験の入部希望者2名がやってくる。またゴトウユキコが読切「なれた手つきで ちゃんづけで」でハルタに初登場。都森れん、加藤清志、柴田康平の読切、佐藤春美、浅井海奈のショートも掲載された。
さらに今号には、綴じ込み付録として樫木祐人「ハクメイとミコチ」のグラフィグが付属。グラフィグは四角いフォルムが特徴のペーパートイで、ノリやハサミを使わずに組み立てることができる。
一部書店では本誌の購入者に、特典として小冊子「ハルタ アーカイブズ volume 2 入江亜季」を配布。単行本化されていない入江亜季の読切「覗いたビー玉」「しろい雪くろい雪」の2編が収められた。配布状況は店舗により異なるため、購入予定の書店にて確認を。
ハルタVol.52掲載作品
森薫「シャーリー・メディスン」
空木哲生「山を渡る-三多摩大岳部録-」
入江亜季「北北西に雲と往け」
大武政夫「ヒナまつり」
戎島実里「今日のちょーか!」
佐野菜見「ミギとダリ」
福島聡「バララッシュ」
ゴトウユキコ「なれた手つきで ちゃんづけで」
山本和音「星明かりグラフィクス」
樫木祐人「ハクメイとミコチ」
大槻一翔「欅姉妹の四季」
宮永麻也「ニコラのおゆるり魔界紀行」
九井諒子「ダンジョン飯」
都森れん「ようこそ プリュネル5号館へ!」
八十八良「不死の猟犬」
大窪晶与「ヴラド・ドラクラ」
佐々大河「ふしぎの国のバード」
高橋拡那「ゲームしたっていいじゃん」
設楽清人「忍ぶな! チヨちゃん」
川田大智「彼女はお義父さん」
近藤聡乃「U子さんの恋人 A子さんの恋人 番外篇」
加藤清志「忍びのエン」
冨明仁「ストラヴァガンツァ~異彩の姫~外伝」
福田星良「あねおもい」
中村哲也「キツネと熊の王冠」
高江洲弥「ひつじがいっぴき」
井上きぬ「まだ見ぬ春の迎えかた」
佐藤春美「美女とやきゅう」
柴田康平「いしをみる。」
緒方波子「ラブ考」
百名哲「有明の月」
浅井海奈「世話のかかるヤツ」
大上明久利「Auto Smith」
カバーイラスト:紙島育