「地獄楽」ヌルガイ役の小市眞琴、佐切役オーディションに参加 花守ゆみりの演技絶賛

「ジャンプフェスタ2025」より、「地獄楽」のステージイベントの様子。(c) SHUEISHA Inc. All rights reserved.

賀来ゆうじ「地獄楽」のステージイベントが、本日12月21日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2025」内で行われた。イベントにはアニメ「地獄楽」より、山田浅ェ門佐切役の花守ゆみり、ヌルガイ役の小市眞琴、原作の初代担当編集・榊原氏が登壇。なお当初出演が予定されていた画眉丸役の小林千晃は、インフルエンザにより欠席した。

花守と小市は黒を基調としたシックな衣装で登場。2人は榊原氏とともに、原作が連載開始した2018年から今日に至るまでの年表に沿って、「地獄楽」の歴史を振り返っていく。賀来からは連載スタート時を振り返るコメントが到着。花守が代読し、「初めての週刊連載、Web漫画で初回配信はとても緊張していました」「家族から『様々な作家さんや読者の方に反応頂いている』と聞かされ、もっと寝られなくなりました」と語られた。当時を思い出し、感慨深そうな表情を見せた榊原氏は、堀越耕平、村田雄介、うすた京介、助野嘉昭、篠原健太ら名だたる作家からの反応があり、連載の追い風になったことを覚えていると話した。

2019年と2020年に行われたキャラクター人気投票について触れられると、花守が一言物申したそうな態度を見せる。第1回では花守演じる佐切は2位だったが、第2回では追加上陸組のキャラクターの登場によりトップ10にランクインしなかった。ちょうど第2回の開催頃に追加上陸組が登場し始めたこともあったため、花守は悔しさをにじませながら負けを認めた。

また2021年の連載完結を振り返る賀来からのコメントも到着。小市が代読し、「個人的にとても満足のいく最終回が描けた事も、未練や感慨が残らなかった要因かと思います」などと語られた。榊原氏は、実は最終回の2話ほど前に、1話分伸ばせないかと賀来から相談があったと話す。小市はアニメでも最終話まで描ききってほしいという願望を口にしていた。

キャストオーディションに受かったときの感想を聞かれた花守と小市は、そろって結果発表まではずっとソワソワしていたことを明かす。さらに小市は、実は佐切のオーディションにも参加していたことを告白。佐切を演じることの難しさに触れ、PVを観て花守の佐切がぴったりだと感じたとその演技力について称賛した

その後、牧田佳織監督から届いた手紙を花守が代読。新たなPVも解禁され、花守と小市は2026年1月の放送に期待を寄せる。また「地獄楽」初のゲーム制作が進行していることも明らかに。小市は映像の美しさを絶賛しつつ、小説の話も描かれていてほしいとスタッフ陣にアピールしていた。