アニメ「ハイキュー!!」展　大迫力の映像＆音響のシアターで振り返る翔陽らの成長

2024年7月12日2024年7月12日 editor

「キャラクターフォーカスエリア」

古舘春一原作によるアニメ「ハイキュー!!」の10周年を記念した展覧会「ハイキュー!!アニメ10周年記念展全感覚 EXHIBITION」が、明日7月13日から東京・TFTホールにて開催される。本記事では開催に先がけて行われたメディア向け内覧会の様子をお届けする。

会場に足を踏み入れると、まず感じるのは湿布の香り。そして入口の近くには高い壁がそびえ立ち、来場者を迎えるように場面カットのパネルが並んでいる。第1期から4期までのシーンの数々を収めたパネルは、キャラクターたちの成長や、激闘の試合シーンを思い起こさせる。

「ボイスマルチアングルシアター」に入ると、V字型の巨大なスクリーンが登場。ここでは日向翔陽と影山飛雄にとって大きな転換期となったシーンをピックアップした映像が流れる。青葉城西、稲荷崎の試合に加え、全日本ユースの合宿や宮城県1年生選抜強化合宿のシーンも収められた。全方位からキャラクターのボイスや、ボールの弾む音などが響くシアター映像は臨場感たっぷり。湿布の香りも相まって、まるで体育館の中にいるかのような没入感を味わうことができた。

シアターを抜けると「キャラクターフォーカスエリア」へ。各校からピックアップされたキャラクターのパネルが並ぶ。また印象的なシーンやセリフも紹介され、各校との試合を振り返ることができるとともに、強敵たちの強さや魅力を改めて感じさせる展示となっていた。パネルが貼られているセットの中にはバレーボールが飾られているほか、バレーボールの会場で使用される間仕切りで順路が作られるなど、細かな演出にもこだわりを感じさせる。

「チームフォーカスエリア」では、チームごとにユニフォームと映像を展示。映像では各校それぞれの選手の活躍シーンや、感動のシーンがダイジェストムービーとして展開される。エリアの上部にはチームごとに、キャラクターと横断幕の文字がデザインされた大きなビジュアルも設置された。最後のエリアには、これまで雑誌やコラボグッズなどに使用されたイラストがびっしりと飾られる。また大きなパネルに印刷されたアニメのビジュアルも登場し、細かな描き込みなどもじっくりと鑑賞することができた。

物販会場は展示会場の隣に設けられ、広々としたスペースで商品を手に取って買い物を楽しむことができる。商品はイベント限定グッズに加え、10周年記念グッズなど多彩なラインナップが用意された。「ハイキュー!!アニメ10周年記念展全感覚 EXHIBITION」東京会場の会期は8月4日まで。東京での会期後、8月11日から宮城、9月14日から福岡へと巡回する。