山口つばさ「ブルーピリオド」実写映画化!主演は眞栄田郷敦 8月9日公開決定
山口つばさ「ブルーピリオド」の実写映画化が決定。主演を眞栄田郷敦が務め、8月9日に公開される。
「ブルーピリオド」は、世渡り上手な高校生・矢口八虎が絵を描く悦びに目覚め、青春を懸けて美大を目指す物語。美術の経験も才能もない素人が、天才的な画力を持つライバルたちや、アートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に努力で困難を乗り越えていく。2017年6月に月刊アフタヌーン(講談社)で連載開始され、単行本は15巻まで刊行されている。「マンガ大賞2020」を受賞しているほか、2021年にTVアニメ化、2022年に舞台化を果たした。
主人公・矢口八虎を眞栄田が演じるほか、八虎が美術部に入るきっかけを作ったユカちゃんこと鮎川龍二役を高橋文哉、八虎の最大のライバルで、驚異的な画力を持つ天才高校生・高橋世田介役を板垣李光人、八虎が苦難にぶち当たるたびに乗り越えるきっかけを与えてくれる美術部先輩・森まる役を桜田ひよりが担当。監督は「東京喰種 トーキョーグール」で知られる萩原健太郎、脚本はアニメ「ブルーピリオド」でもシリーズ構成・脚本を担当した吉田玲子が務める。
併せて解禁された特報映像では、眞栄田演じる八虎の「今までずっと生きてる実感が持てなかった。あの絵を描くまでは──」というモノローグとともに、流される日々を過ごす八虎の姿を描写。そんな中で超難関の美術大学・東京藝術大学を目指して奮闘することになる八虎の挑戦を描く内容に仕上げられた。さらに八虎、龍二、世田介、森まるのキャラクタービジュアルも公開されている。
映画「ブルーピリオド」の公開発表を記念して、キャスト4人が登場するライブ配信の実施が決定。本日4月2日22時から、公式Instagramおよびワーナー公式TikTok、YouTubeにて配信される。さらに4月12日から大阪・大阪南港ATCギャラリーでスタートする「ブルーピリオド展in大阪」にて、「映画『ブルーピリオド』の作り方」と題した企画を展開。眞栄田、高橋、板垣の劇中衣装や、キャストが撮影前に絵画練習を行った際に描いた絵画が展示される。なお同作はauの会員特典サービス・au推しトク映画にラインナップされており、auスマートパスプレミアム会員であれば、税込1100円で鑑賞できる。
山口つばさコメント
(完成した映画を観て)自分が漫画として書いていた時には見えてなかった景色や役者さんが演じるキャラクターの表情、言葉を発するまでの“間”の感覚など漫画ではできなかったことがたくさん表現され、各シーンで作り物ではないリアリティを感じられた、映画『ブルーピリオド』に率直に感銘を受けました。そしてキャストの皆さんは多くの時間をかけ絵画練習をされ、私が初めて現場でその様子を見た時には皆さんの所作が絵描きのそれになっていて、ただただ驚きました。中でも眞栄田さんにお会いした際には「同級生の矢口くん」に会ったような、気まずさすらも感じてしまうほどでした。企画の段階からこの作品をどう映画にするのか?ご自身のビジョンを明確に持ち、常に観客に向かって映画を届けようと考えていた萩原監督にお任せすることができて、本当に良かったです。人が何かを始めようとするときの熱量を皆さんにも感じてもらえたら嬉しいです。
眞栄田郷敦(矢口八虎役)コメント
楽しいけどなんか浅い毎日。地に足がついてないような、自分を俯瞰で見てるような。苦しい時間は遅く感じて、楽しい時間は早く感じる。八虎と共に歩んでるような感覚になれる映画だと思います。
「好きなことに人生の一番大きなウェイトを置く、これって普通のことじゃないでしょうか」という台詞の美しさ。その裏にある怖さやしんどさ、変わっていく自分や環境、それに伴う人間関係。そんなことを感じてもらいながら、今、自分の将来のことを考えてる人も、もう考えるのを辞めてしまった人も、自分の好きなことは何なのか、自分にとっての幸せは何なのか、改めて少し考えてみるきっかけになれば嬉しいです。そして、今もう既に戦ってる人は、この映画を見て少しでも希望を持ってもらって、これからも戦い続けてもらえればと思います。
高橋文哉(鮎川龍二役)コメント
ブルーピリオドという作品は存じ上げていましたが、作品を見た事はなく、お話を頂いて原作を読ませていただきました。作品全体にももちろんですが、鮎川龍二という人物に惹き込まれましたし、この人物を僕が演じる事が出来るのか不安を感じました。でも、同時にドキドキとワクワクが止まりませんでした。
こんなにも素敵なキャラクターでこの作品の圧倒的な魅力にもなる、ユカちゃんを任せていただける事を本当に光栄に思いました。やるからには鮎川龍二の魅力を忠実にできる限り膨らませられる様に全身全霊でこの役に挑みました。役作りでいうと、日本画の練習などもしましたが、身体的にも自分とユカちゃんに僕自身が境界線を感じない位まで追い込みました。大変なこともありましたが、本当に楽しかったです。
そんな鮎川龍二を皆さんにも是非見て頂けたら嬉しく思います。僕がやれる事やるべき事やりたい事をユカちゃんや八虎のようにこの作品に詰め込んでおります。皆様、是非劇場へ。
板垣李光人(高橋世田介役)コメント
今回このお話をいただき、趣味程度ではありますがインプットとしてもアウトプットの手段としてもアートを嗜む身としてはいっそう身に入るものがありました。
また原作においても、元々アートをテーマとしたストイックな作品として存じ上げておりましたし、高橋世田介というキャラクターにも共感する部分が多かったため、とても運命を感じております。
“好き”を追い求めることは決して逃げや楽なことではないのだと、その道中には何度も傷付き幾重にも重なる壁が待っているということ。そしてその先には広い海が全ての人を待っていることを教えてくれる作品になっていると思います。夢を追う人も、その傍で支えている人も、いろいろな方に観ていただきたいです。
桜田ひより(森まる役)コメント
まずは、萩原監督とまた一緒に作品を作れる喜びと期待感を感じ、同時に八虎の人生を変えるきっかけを作った森まる先輩という、物語のキーとなる役を演じられるワクワクも感じました。
自分は今まで絵の世界に触れる機会があまりなかったので、練習期間は毎回学ぶことだらけでした。中々体験できることではなかったので、本当に貴重な経験をさせていただきました。学校の穏やかさから、張り詰めた緊張感が漂う予備校まで、見どころ満載の映画になっているので、皆さん楽しみにしていてください
萩原健太郎(監督)コメント
山口つばさ先生が作り上げた『ブルーピリオド』という完成された作品を実写映画化する上で最も大切にしたこと、それは原作の中心にもある問い『芸術は才能なのか?』に映画として挑むことでした。才能がないのに好きな事に挑戦するのは無駄なことなのか? 情熱が才能を凌駕する武器になり得るのか? これは八虎のように自分が進む道を模索している世代だけでなく、何かに情熱を注ぐことに夢中で挑戦する全ての世代が楽しめる映画です。ご期待ください。
映画「ブルーピリオド」
2024年8月9日(金)全国ロードショー
スタッフ
原作:山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
監督:萩原健太郎
脚本:吉田玲子
音楽:小島裕規“Yaffle”
配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト
眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより
(c)山口つばさ/講談社 (c)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会