「ちはやふる -結び-」主題歌はPerfume!再タッグ祝し末次由紀が描き下ろし

広瀬すずとPerfume(左)と、4人を描いた末次由紀によるイラスト。

末次由紀原作の実写映画「ちはやふる -結び-」の主題歌を、前作に続いてPerfumeが担当することが決定。新曲「無限未来」を聴くことができる予告編と特報第2弾、そして再タッグを記念した末次による描き下ろしイラストが公開された。

「同じ花は二度と咲かないように、二度と戻ってくることはない“この一瞬”を表現した音楽を作って欲しい」という小泉徳宏監督によるリクエストのもと、卒業が迫る千早たちの思いを連想させる歌詞や、競技かるたの動きを思わせるフレーズが盛り込まれた「無限未来」。主演の広瀬すずは本曲について「聞いた瞬間に一気に涙が出てきて、『ちはやふる』の色や繊細さが主題歌から感じられて、感無量でした」とコメントを寄せる。

また末次による描き下ろしイラストは、涙ぐむ千早をPerfumeの3人が囲んだ構図に。末次からも「無限未来」に対し「イントロのみずみずしさに涙が出そうになりました。本当に蒼い水の中から響いてくるようなPerfumeさんの声と調べ、それがそのまま『ちはやふる』の世界を満たしてくれています。早く皆さんと聞きたいです!」という感激の声が到着した。なお「無限未来」は来春にシングルとしてリリースされる予定だ。

競技かるたに青春を懸ける高校生たちを描いた「ちはやふる -上の句-」「ちはやふる -下の句-」の続編にあたる本作は、2018年3月17日に全国ロードショー。キャストには主人公・綾瀬千早役の広瀬をはじめ、真島太一役の野村周平、綿谷新役の新田真剣佑、大江奏役の上白石萌音ら前作の主要メンバーが再集結し、「卒業」をテーマに、高校生活最後の全国大会を目指す瑞沢高校競技かるた部が描かれる。なお原作はBE・LOVE(講談社)にて連載されており、単行本は36巻まで発売中だ。

末次由紀コメント

「ちはやふる」の続編も、Perfumeさんに楽曲を担当していただけるということになり、大変うれしく思っています。
映画の最後に流れてくる主題歌「無限未来」を聞いたときの調和!
イントロのみずみずしさに涙が出そうになりました。
本当に蒼い水の中から響いてくるようなPerfumeさんの声と調べ、
それがそのまま「ちはやふる」の世界を満たしてくれています。早く皆さんと聞きたいです!

広瀬すず(綾瀬千早役)コメント

前作に続きPerfumeさん、ほんと、嬉しすぎます。
Perfumeさんの色でちはやふるが完成されたので、今回も、また鮮やかに染めて頂いて心から感謝感謝です。

映画をみた後にエンディングで私も初めて聞いて、なんて、素敵なんだろうと、思いました。
聞いた瞬間に一気に涙が出てきて、「ちはやふる」の色や繊細さが主題歌から感じられて、感無量でした。
まさに、最終章というしっとりした音たちに急に心が寂しくなって、でも光ってる何か1本の糸のようなもので繋がっていて、切っても切っても切れる事はないだろうなという太さというか。大好きな1曲になりました。

監督から、自信あります。という言葉が出た瞬間のあの表情を私は目の前でみました。私も、そう思います。出し切って、すごく気持ちがいいです。必ず最高の青春映画を届けられると思います。3部作の中でも、1番苦しく、切なく、愛おしい1本になりました。宝物です。

Perfumeコメント

再タッグについて

次回作をいちファンとして楽しみにしていたので、「次回も主題歌を」と言っていただいた時には、大好きな作品なので、本当に嬉しかったです(あ~ちゃん)。

「ちはやふる -結び-」を観た感想

印象的なシーンが多くて、「盛り込みすぎ!泣かせすぎ!」という感じでした(笑)。友情も描かれていて、ただただ真っ直ぐな気持ちで一つのことを想い続ける人は強いな、と思いました。考えさせられるし、勇気も貰うことができて、色んな気持ちになりました。
周防名人の台詞で「一瞬を永遠に留められることができるという事を忘れないで」という言葉がありましたが、私たちも色んな人の心にとめてもらえるような一瞬を描きたいと思いながら歌っているので、ジーンと来ました(あ~ちゃん)。

最高でした! とても感動したし、また千早ちゃんたちに会えた喜びが大きかったです。新が千早に想いを伝えるシーンを観ることができて、ドキッとしました(のっち)。

「結び」なので、完結編で“卒業”がテーマだけど、ただただ悲しいのではなくて、希望に溢れている感じが伝わって来て、観ていて心地よかったです(かしゆか)。

主題歌「無限未来」について

レコーディングをしたときに、中田さんもきっと「ちはやふる」が好きで感情移入しているんだろうな、と思える仕上がりになっていてうるうるしてしまいました。タイトルが「無限未来」と初めての漢字だけのタイトルで印象的です。“無限未来”という言葉が歌詞にも出て来るんですが、響きがとても良く、一言一言が心に響きます(あ~ちゃん)。

この曲が「結び」の最後のエンドロールで流れる時に、映画と合うんだろうかと不安もあったので、すずちゃんの感想を聞いて勇気を貰えました(かしゆか)。

見えない未来だけどその未来がキラキラしていて、そこに行きたい気持ちや不安など千早ちゃんたちの世代のみんなが持つ気持ちが、この曲に詰まっている気がします(のっち)。

「ちはやふる」の魅力について

「ちはやふる」は、一人ひとりのキャラクターが自分の目標や夢に向かって一生懸命で、揺るがない決心が漫画の中から伝わってくる作品です。かるたシーンのスピード感も風が吹くくらい感じられて、「ちはやふる」に、末次先生の絵の素晴らしいところが沢山詰まっているのだと思います(かしゆか)。

イラストについて

絵の中で千早ちゃんに会えました! 夢のコラボ! 末次先生ありがとうございます(Perfume)。

監督・小泉徳宏コメント

映画「ちはやふる」は、この作品に関わった人たちの人生を
切り取ったドキュメンタリーでもあると思っています。
前作から2年が経ち、役者もスタッフも確実に
その分の成長を遂げて帰ってきました。

であるなら主題歌もやはり、
同じだけパワーアップしたあの方々に。

前作の主題歌は「古典と最先端を結びつけてくれる歌を」とお願いしました。
でも今回は、あらゆる意味でそれを上回っていきます。

「百人一首のように、千年先にも残る歌を」

千年もの時を越えていくPerfumeのその1年目を、
その目で、その耳で、見届けて欲しいです。

映画「ちはやふる -結び-」

2018年3月17日公開

原作:末次由紀「ちはやふる」(講談社「BE・LOVE」連載)
監督・脚本:小泉徳宏
企画・製作:日本テレビ
制作プロダクション:ROBOT
配給:東宝

キャスト

綾瀬千早:広瀬すず
真島太一:野村周平
綿谷新:真剣佑
大江奏:上白石萌音
西田優征:矢本悠馬
駒野勉:森永悠希
須藤暁人:清水尋也
花野菫:優希美青
筑波秋博:佐野勇斗
我妻伊織:清原果耶
若宮詩暢:松岡茉優
周防久志:賀来賢人
宮内妙子:松田美由紀
原田秀雄:國村隼

(c)2018 映画「ちはやふる」製作委員会 (c)末次由紀/講談社