特撮「電光超人グリッドマン」原案の新作アニメ、グリッドマン役は緑川光
1993年に放送された特撮作品「電光超人グリッドマン」を原案にした新作テレビアニメが、2018年秋に放送される。タイトルは「SSSS.GRIDMAN」。
監督を務めるのは「宇宙パトロールルル子」の雨宮哲。脚本は長谷川圭一、グリッドマンデザインは、ウルトラマンゼロ以降のウルトラマンをデザインしてきた後藤正行が手がける。また特撮版でグリッドマンを演じていた緑川光が、アニメでも同役を担当。
新作アニメの情報は、本日12月2日に千葉・幕張メッセにて催されている「東京コミコン2017」内の「電光超人グリッドマン」スペシャルステージにて明らかになった。ステージ上には「電光超人グリッドマン」本編監督の村石宏實、雨宮哲監督が登壇。さらにゲストとして「電光超人グリッドマン」翔直人役の小尾昌也、そしてハイパーエージェント・グリッドマンが登場した。村石監督は「『電光超人グリッドマン』に参加したのは今から24、5年前。その縁で、今こうしてファンの皆さんに会えるのはうれしい」と話す。小尾は15歳だった撮影当時を振り返り、「当時はすごく大変な撮影状況でしたが、そんな中でも自分は、変身後は登場しないのでそこまで忙しくなかった(笑)」とコメントし、会場は笑いに包まれた。再放送で「電光超人グリッドマン」にハマったという雨宮監督は「敵側がとても新鮮なキャラクターで、どちらかというと敵側に気持ちが寄っていた」と明かした。
続いて雨宮監督が2015年の日本アニメ(ーター)見本市で発表した「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を観ながらトーク。村石監督は「すごいですね。当時の映像に合わせて作ってくれている。雨宮監督のグリッドマン愛が伝わってきます」、小尾も「カッコいいです。鳥肌が立っています」と作品を称えた。なお「電光超人グリッドマン boys invent great hero」は、同じく日本アニメ(ーター)見本市から生まれたアニメ「龍の歯医者」のBlu-rayに収録される。リリースは2018年1月24日。
そして新作情報として、「SSSS.GRIDMAN」のティザーPVとティザービジュアルが発表。雨宮監督は「円谷プロとタッグを組んで、しっかりと作っていきます」とコメントし、村石監督は「(特撮版では)コンピューターワールドから外界へ出ていくことがなかったので。アニメ版ではどうなるのか楽しみ」と語った。さらにグリッドマン役の緑川よりビデオメッセージも到着。緑川は「(特撮版のグリッドマン)に出演していた若い頃とは違って、経験を積んでいますので、新たな表現ができると思います」と期待をあおった。
特撮版「電光超人グリッドマン」のBlu-ray BOXが12月20日に発売決定。これを記念して、「電光超人グリッドマン スペシャルイベント~時空を超えた最終回~」と題したイベントが、2018年1月8日に開催されることも明かされた。村石監督、小尾、雨宮監督の3人が登壇し、最終回「さらばグリッドマン」を観ながらの生コメンタリーが行われる。きゃにめにてBlu-ray BOXを予約・購入した人が先着でイベントに招待される。
アニメ「SSSS.GRIDMAN」
2018年秋放送予定
スタッフ
原案:「電光超人グリッドマン」
原作:円谷プロダクション
監督:雨宮哲
脚本:長谷川圭一
グリッドマンデザイン:後藤正行(円谷プロ)
アニメーション制作:TRIGGER
キャスト
グリッドマン:緑川光