東映と東映アニメが世界に向けた新会社設立、オリジナル作品を企画開発・プロデュース
東映と東映アニメーションの合弁会社・FLARE CREATORS(フレアクリエイターズ)が設立された。
2社の強みを活かし、東映グループ内外の企画、制作、技術などにおけるクリエイターの力を結集させ、日本のみならず世界に向けて挑戦できる作品を企画立案する会社として立ち上げられた同社。主な業務はオリジナルコンテンツの企画開発とプロデュースで、対象は映画、テレビ、配信などで展開される実写作品や2Dおよび3DCGアニメ作品、ゲームなど多岐にわたるとしている。
企画開発の方針は原則としてオリジナルを重視。マンガや小説の映像化、既存のIPのリブランディングなども推進していく。また企画の立ち上げから製作、宣伝、ビジネス展開まで包括的にプロデュースすることで、IP運営全体の主導権を握り“世界市場を意識した作品創出”を目指す。
代表取締役には2001年に東映アニメーションに入社し、現在は同社の顧問を務める北﨑広実氏が就任。「THE FIRST SLAM DUNK」のプロデューサーとして知られる松井俊之氏が取締役エグゼクティブプロデューサーを務める。なお社名のFLAREとは、太陽を取り巻く大気中の爆発により閃光が起こったり、突然炎が燃え上がるといった現象のこと。そのイメージから、爆発する芸術的発想や創造性が、全世界の人々に好影響をおよぼせるようなクリエイティブ集団を目指せるようにと社名に用いられた。