「わたなべまさこ名作集」自殺した少女の日本人形を巡るホラーなど3冊発売

「わたなべまさこ名作集」6巻「ねんね…しな」

わたなべまさこ名作集 ホラー・サスペンス編」の5巻「穴の底」、6巻「ねんね…しな」、7巻「魚のくさる家」が、本日5月25日に電子書籍として発売された。

同電子書籍は1991年から2003年にかけて100冊が刊行された「わたなべまさこ名作集」をもとにした新シリーズ。「穴の底」は、居酒屋の帰り道に深い穴の中に落ち、気味の悪い芒の原の中で目覚めた会社員の物語だ。「ねんね…しな」はいじめによって自殺した少女が死の間際、「もし…私が死んだら 私の命を吸いとって…」と語りかけていた日本人形を巡る和風ホラー。「魚のくさる家」では妻子持ちの上司と不倫関係となり、その後妻の座に納まった女性に起こった恐ろしい出来事が描かれる。それぞれの単行本には表題作のほかにも短編が収録された。

わたなべまさこ名作集 ホラー・サスペンス編」の単行本は、6月23日に「恐怖街」「従妹イゼベル」前編・後編が発売に。「ホラー・サスペンス編」以降もシリーズで書籍が刊行されていく予定だ。