押井守が監督を務めた「機動警察パトレイバー」劇場版2作品がBlu-rayセットに

「機動警察パトレイバー the Movie 1+2 SET Blu-ray」

押井守が監督を務めたアニメ「機動警察パトレイバー」の劇場版2作品をまとめた「機動警察パトレイバー the Movie 1+2 SET Blu-ray」が、8月10日の“パトの日”に発売される。

「機動警察パトレイバー」はマンガ家のゆうきまさみ、脚本家の伊藤和典、メカニックデザイナーの出渕裕、キャラクターデザイナーの高田明美、演出家の押井の5人からなるクリエイター集団・ヘッドギアによって生み出された作品。ハイパーテクノロジーの急速な発達とともに、多足歩行式大型マニピュレーター「レイバー」があらゆる分野に進出した20世紀末の東京を舞台に、「パトロール・レイバー」通称パトレイバーに搭乗し、相次ぐレイバー犯罪に立ち向かう警視庁特車二課第2小隊の隊員の活躍が描かれた。同作は1988年発売のOVAを皮切りに、劇場版、週刊少年サンデー(小学館)でのマンガ載、TVアニメなど多方面でメディア展開された。

「機動警察パトレイバー the Movie 1+2 SET Blu-ray」には、1989年公開の劇場版第1作「機動警察パトレイバー 劇場版」、1993年公開の劇場版第2作「機動警察パトレイバー2 the Movie」を収録。劇場版第1作では、コンピューターウイルスによって次々とレイバーが暴走するという事件が発生し、姿なき犯人を追う特車二課の活躍がロボットアクション、サスペンス要素を交え描かれる。一方の劇場版第2作では、第2小隊の隊長である後藤喜一を中心に物語が展開。横浜ベイブリッジに謎のミサイル投下があったことをきっかけに、東京は自衛隊の実戦部隊が配置される事態に。東京に戦争を再現した恐るべきテロリストを追う第2小隊最後の戦いがシリアスに描かれた。

今回のBlu-rayセットはマルチオーディオ仕様となっており、劇場公開時のドルビーサラウンドに加え、ドルビーデジタル5.1chのサウンドリニューアル版も収録。本編映像のほか特報・予告編が映像特典として用意された。さらに、プロジェクト発足時からアートディレクションを担当する田島照久デザインによる新規ビジュアルスリーブも付属する。価格は税込8910円。バンダイナムコフィルムワークス公式オンラインショップ・A-on STOREでは、購入特典としてボールペンが用意された。

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