浅野いにおが、競輪ブランドのテレビCMにイラストを描き下ろした。CMは4月1日より全国で放送される。
公益財団法人JKAおよび公益社団法人全国競輪施行者協議会が「こんなスポーツ、他にないだろ? DRAMATIC SPORTS. KEIRIN」をテーマに、ほかのスポーツとは違う競輪の魅力を訴求するこのCM。競輪のレースは通勤電車が走る早朝から終電近くの夜遅くまで行われていることから、選手たちはそれぞれの社会でがんばる人々と並走しているということが表現されている。楽曲にはヒグチアイの未発表曲「祈り」が使用された。
浅野いにおコメント
人々の生活を交えながら、朝から夜への移り変わりを感じられるようなイラストを目指しました。
それぞれの人物の1日を想像してもらえたら嬉しいです。
ヒグチアイコメント
他人を応援することにどこか罪悪感を持っていたわたしが、スポーツの大会を見て無責任に怒ったり喜んだり泣いたりしていたときに、かっこいい人たちに憧れることは本能なんだと思った。競輪は、人を超えているというか、常識をぶち破っているというか、言葉で説明する必要のないものだ。だから悩みや迷いを言葉にすることなく没頭できる。「祈り」の瞬間だけはいろんなことを忘れて、目の前のものに集中できるのだ。