「スキップとローファー」の高松美咲が装画を担当、川上佐都「街に躍ねる」発売

「街に躍ねる」

「スキップとローファー」の高松美咲が、本日2月15日に発売された川上佐都による小説「街に躍ねる」の装画を手がけた。高松が文芸書の装画を担当するのは初。また俳優の伊藤沙莉が、同作に推薦コメントを寄せた。

「街に躍ねる」は、小学5年生の晶と高校生の兄・達という兄弟の物語。晶にとって達は、物知りで絵が上手で、いろいろなことを教えてくれる尊敬できる兄だった。しかし達は、コミュニケーションが苦手で弟の晶以外とは上手にしゃべれず、集中すると急に走り出したりという癖もあり「普通じゃない」というレッテルを貼られ、不登校になってしまう。幼い晶は初めて意識する「世間」に戸惑い葛藤するが、兄と交わした言葉を胸に日々を懸命に生きていく。

伊藤沙莉コメント

その子、その人ならではの感覚や景色は
読んでいる私ならではの感覚や景色になり
懐かしくもあり、どこか寂しくもあったけど
「その時にあったこと」として刻み込まれていく。
何も知らない不安も、知っているからこその不安も
いつかはみんな経験する。
普通とは、特別とは、大変とは、
人と意見や見方が違っても
自分がどう思うかを
自分の中で大切にしたいと思った。