「ONE PIECE」名塚佳織がサンジに?山口勝平が賛辞「来週からスタジオに来てください」

「『ONE PIECE FILM RED』フィナーレ大宴」の様子。

尾田栄一郎原作による映画「ONE PIECE FILM RED」のイベント「『ONE PIECE FILM RED』フィナーレ大宴」が、本日1月28日に東京・丸の内TOEIで開催された。

昨年8月6日に公開されてから、本日で176日目を迎えた「ONE PIECE FILM RED」。ライブビューイングも実施されたイベントには、ルフィ役の田中真弓、ゾロ役の中井和哉、ナミ役の岡村明美、ウソップ役の山口勝平、チョッパー役の大谷育江、ロビン役の山口由里子、フランキー役の矢尾一樹、ブルック役のチョー、ジンベエ役の宝亀克寿、そしてウタ役の名塚佳織が登壇した。長期間にわたり上映されたことについて尋ねられると、田中は「こんなことは人生の中でも初めて。アニメ映画の中でも最長でしょう?」と驚きを隠せない様子を見せた。

イベントでは、「一番記憶に残っていること」をテーマに「FILM RED」を振り返る“フリップトーク企画”を実施。中井は東京・日本武道館で開催されたワールドプレミアに登場するときに、サンジ役の平田広明から「中井、中井。俺ら2人がいがみ合うとみんなが喜ぶから、にらみ合うとかそういうのしようぜ」と言われるも、平田よりも先にステージに立ったために、わざわざUターンしてにらみつけることになったというエピソードを明かした。山口勝平はウソップと父の劇中シーンについて触れ、「お父さんがいい感じに『やっと気付いたか、バカ息子』って言うんですけど、その前に言うことあるだろって。俺とお母さんを捨ててからも、お母さんが死んだときも戻って来ていない。まずはごめんなさいだろと。そこが一番最初に浮かんだので」と説明。それを聞いた山口由里子が、「2人の再会はすごく感動するシーンでしたよ」と返すと、山口勝平は「ごめんなさい、じゃあ、これはなしで」と言い、会場の笑いを誘った。

続いて、キャストに劇中の名セリフが書かれたカードを配布。自身が演じるキャラクター以外のセリフを順番に披露する「『FILM RED』名セリフシャッフル」のコーナーが展開された。田中がジンベエのセリフ「魚人空手!鮫肌掌底!」を披露すると、宝亀は「まだまだだね!」と言及。チョーはチョッパーのセリフ「生でウタを! それもこんないい場所で見られるなんておれ、おれぇ~!」を熱演し、山口由里子は噛みながらも、フランキーのセリフ「ラディカルビームジャイアントスラローム! スーパーすまねぇ!」を披露する。山口勝平はニコ・ロビンのセリフ「人の恐れ、人の迷い。トットムジカの名のもとに……。あらやだ、ベタベタするわ」と、ロビンに寄せた演技を見せると、キャスト陣は「そっくり!」と褒め、会場からは笑いと拍手が巻き起こった。

岡村がブルックになりきり、「楽譜全体が見えません。今の私に見えそうなのは……パンツだけです。ナミさん! パンツを見せていただいていいでしょうか」と言うと、チョーは「見せるか!」とすかさずツッコむ。中井の番になると、「中井さんはなんでもできるから」「青二(プロダクション)のジャニーズですよ」という声がキャスト陣から次々に飛ぶ。やりにくそうにしながらも、中井がウタの「みんな! やっと会えたね! ウタだよ! ごめん……ちょっと感動しちゃった」というセリフを演じ切ると、キャスト陣は「かわいい!」と褒め、名塚は「素晴らしいですね、さすがですね!」と絶賛。中井は「僕を見ないでください」と照れた表情を浮かべた。名塚は声のトーンを下げ、サンジのセリフ「あぶねぇ! レディにけがを負わせるわけにはいかねえ。それに、君にしかできないことがあるんだ」を述べたのち、投げキスも披露。それを目撃した山口勝平は「来週からスタジオに来てください」と真面目な表情で語りかけた。

さらにイベントでは「みんなと一緒に楽しむ『FILM RED』」をテーマに行われた「#FILMRED文化祭」の結果発表、観客のための撮影タイムも設けられた。最後には田中が「今日来てくれたみんな、そしてライブビューイングで観てくれたみんな、俺たちの仲間だ!!」と全国のファンに向け声を張り上げ、イベントを締めくくった。

(c)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会