カレンダーを見ると「○○の日」と書いてあり、その日が何かの記念日になっていると気が付くことがあります。何かの日だと知るだけで、ちょっと今日が特別に感じて何かしたくなるもの。そんなときは、記念日に関係したマンガを読んでみるのはどうでしょう。1月22日は「カレーの日」。実在のカレー屋を紹介したお役立ちマンガから、カレーを話の軸にしたエピソードなど、カレーにちなんだいろいろなマンガを紹介します。
文・構成 / コミックナタリー編集部
藤川よつ葉、あづま笙子「今日もカレーですか?」(竹書房)
般゜若、ハイチ、アーガン……あの店この店のいろんなカレー食べ歩き!
大学進学のため地方から上京してきた主人公・黒部ちなは、同じ大学に通うカレー好きの女の子・遠藤夏美と出会いManna新宿中村屋のランチを食べに行くことに。カレーといえば実家の味しか知らなかったちなは、スパイスが効いた複雑な味わいに感動。そんな彼女に夏美は「フレッシュなスパイスの風味を楽しめるようカリーの作りおきはせず 曜日や天気などデータに基づいて1日に何度も作ってるそう」と、店のこだわりを解説してくれる。このほかにも般゜若 PANNYA CAFE CURRY、カフェ・ハイチ中野、松屋、丸亀製麺、ネパール民族料理アーガンなど、さまざまな店のカレーが「今日もカレーですか?」には登場。読む楽しみと食べに行く楽しみで、2度美味しいカレーマンガになっている。
安野モヨコ「ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド」(宝島社)
カレーを食べ続けねば気持ちが収まらない「カレー病」。その原因は……?
1990年代にファッション誌・CUTiE(宝島社)で連載された安野モヨコの代表作「ジェリー イン ザ メリーゴーラウンド」は、モデルの少年少女5人がひとつ屋根の下で共同生活を送る“恋とおしゃれのメリィゴーラウンドコミック”。新装版2巻に収録されている第26話では、同居人の1人・ヒデキが「カレー病」を発症する。「カレー病」にひとたびかかればとにかくカレーが食べたくてたまらなくなり、3食カレーを3日間食べ続けねば気持ちが収まらない。主人公のミリはヒデキのためにオリジナルのスパイスカレーを作ってあげるのだが、そんなキテレツな「カレー病」が起きる原因は意外にもかわいらしい理由で……?
「新装版 ジェリー イン ザ メリーゴーラウンド」2巻 – 宝島社
スケラッコ「ボンカレー食べよう」(大塚食品)
「ボンカレー」公式サイトで読める、カレーと家族の物語
「ボンカレー食べよう」は、大塚食品のレトルトカレー「ボンカレー」公式Twitterで連載されていた作品。2019年版では「ボンカレー」が大好きな6人家族を主役に、一番年下のイモートは甘口、年頃のアニは大辛、母はちょっとリッチな味わいの「グラン」と、それぞれが好みに合わせた味を楽しむ様子を家族の日常とともに描き出している。また主役を別の一家に移した2020年版、ボンカレーの精がオススメの食べ方を教えるアレンジレシピ編、毎日の献立決めに悩む親に向けた「こどものためのボンカレー食べよう」などのシリーズも存在し、「ボンカレー」公式サイトでアーカイブを読むことが可能だ。