マキヒロチが実際に宿泊したホテルを描く「おひとりさまホテル」、宿泊券プレゼントも

「おひとりさまホテル」1巻

まろ原案によるマキヒロチ「おひとりさまホテル」1巻が、本日1月7日に発売された。

「いつかティファニーで朝食を」のマキが描く「おひとりさまホテル」は、マキが実際に宿泊し「間違いない」と確信したホテルを舞台に繰り広げられる物語。ホテルを作る設計会社に勤める塩川史香は、ホテルで過ごす“おひとりさま”の時間をとても大切にしている。そんな塩川が、さまざまなホテルを巡り日々の疲れを癒やしていく様が描かれる。1巻では、東京のThe Okura Tokyo、千葉県の佐原NIPPONIA、栃木県の日光金谷ホテルなどが取り上げられた。同作は月刊コミックバンチ(新潮社)で連載中。

発売を記念し、1巻に登場する全ホテル宿泊券などが当たるプレゼント企画を実施。またマキと原案者まろのトークショーとサイン会が、2月12日に京都・大垣書店京都本店で実施される。

マキヒロチコメント

この物語を描きたいと思ったきっかけはコロナ禍に仕事で都内のホテルに訪れたことでした。
当時訪れたそのホテルは豪華でこだわりが詰まったオープンしたばかりのとても素敵なホテルでしたが宿泊客が殆どおらず、スタッフの方達が手持ち無沙汰の状態でフロアーが閑散としていて、私はその光景を見て「ホテルの作品を描いてホテルにまた人が戻るような一つのきっかけを作れないかな…」と考えました。
そのタイミングでたまたまインスタのおすすめにあがってきたのが『おひとりさま』のアカウントでした。なんとなく見始めると素敵なおひとりさま時間の提案が紹介されていて、特にまろちゃんの視点によるホテルステイの投稿に深く共感しました。
私は元々旅好きで仕事でも国内外いろんなところに取材に行くことがあり、その際には色々なホテルに泊まるのでホテル愛も強かったのですが、まろちゃんがその思いに近い感情をちゃんと言語化していて、私が描きたいホテル漫画はこういったものだと感じました。そしてせっかくホテル漫画を描くなら、同じコンセプトなのだし、『おひとりさま』とコラボをしてタイトルもおひとりさまの文字を冠して一緒にやっていけないかなとまろちゃんにお話をさせていただきました。たまたま私の漫画を読んでくれてたこともありまろちゃんから許可をいただけて、スタートすることになりました。
連載前には様々なホテルを取材して、多種多様なホテルのデザインやサービスを視察し、第1巻のラインナップにどのホテルを連ねようか考えてきました。各キャラクターのカラーに合わせたとても納得のいくラインナップになったと思います。元々1人ホテルステイが好きな方にも、これからチャレンジしたい方にもぜひ読んでいただき、ホテルでおひとりさま時間を堪能していただきたいです。

まろコメント

マキ先生から「『おひとりさま。』を、“ホテル”をメインテーマにして漫画化したい!」というお話をDMでいたただいたとき、夢を見ているのか!? と本当に驚きまして、危うくスマホが手から落ちそうになりました。
フォロワー0人からスタートして、途中あまりのフォロワーの伸びなさに、一時期はしょげて放置していた期間もあったので、あの頃の自分に「頑張れば、漫画になるよ!」と教えてあげたいです。笑 自分が作ったアカウントが漫画になるなんて…今でも夢を見ているようで、大変光栄です。
いつかは、この世界観をストーリーにして、もっと多くの人にひとり時間を満喫してほしいと思っていたので、まさか、大好きな漫画家の先生に書いてもらうことで実現するなんて!これ以上の喜びはありません。また、私が大好きな“ひとりホテルステイ”がテーマなのもとてもうれしいですし、ひとりでも多くの人に、この魅力を知ってもらえたら、と思います。
この漫画に出てくる登場人物は、それぞれ自分の“好き”があって、それを大切にして、思い思いにそれぞれの趣味嗜好でホテルを選んで、過ごしたいように過ごしているので、まさにひとりステイの醍醐味が描かれています。また、先生自身もホテル好きで、選りすぐりのホテルが舞台となっているので、そこにも注目してほしいです!読んだら絶対に行きたくなると思います。笑
コロナ禍ということもあって、ひとりホテルステイする人も増えた実感がありますが、この需要は今後も続いていく気がしています。「ひとりでホテルって寂しくないの?」と思っている方にこそ読んでほしいですし、最近では、海外でも、日本ならではの“おひとりさま文化”をリスペクトしている方が増えているので、世界中の人に“おひとりさまホテルステイ”という新たな過ごし方を提案出来たらと思っています。
単行本の発売に関連して、「おひとりさまホテル」をテーマに様々な企画を考えていますので、そちらもぜひご期待ください!