「ルパン三世」の少年時代描く新作アニメ「LUPIN ZERO」、12月に配信開始
モンキー・パンチ「ルパン三世」の新作アニメ「LUPIN ZERO」が、12月に新しくローンチとなる動画配信サービスで全6話にわたり配信される。
「LUPIN ZERO」の舞台は、1960年代前半の東京。世紀の大泥棒となる前の、まだ何者でもない13歳の少年・ルパンが、高度成長期の日本を駆け巡るオリジナルストーリーとして描かれる。監督を酒向大輔、シリーズ構成を大河内一楼、キャラクターデザインを田口麻美、音楽を大友良英が担当。アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムが手がける。酒向監督、野崎康次プロデューサーからはコメントが到着。併せてティザービジュアル、特報映像、場面写真が公開された。さらに11月18日から20日まで、アメリカ・ニューヨークで開催されるアニメコンベンション「Anime NYC」内で最速プレミア上映されることが決定。キャスト、主題歌、配信先となる動画配信サービスなどの詳細は、順次発表していく。なおアニメ「ルパン三世 PART1」は、今から51年前の10月24日に初めてTV放送された。
野崎康次(プロデューサー)コメント
ルパンの少年時代のアニメを作ろうと思ったきっかけ
今までアニメーションでは描いていない、そして若かりし頃のルパンを描こうとしたのがきっかけで、モンキー・パンチ先生が原作で少年期(ジャリルパン)描かれていたので、それをイメージして少年時代を描いています。
酒向大輔(監督)コメント
どのように少年像を作り上げていったのか、また描く上で大切にしたこと
少年ルパン君がどういう少年だったのかは、モンキー・パンチ先生の原作にある少しのエピソードと大人のルパン三世が語っていた思い出を手がかりに想像を膨らませました。僕らが描くルパン三世はアニメの世界にいるルパン三世ではありますが、彼曰く彼自身はルパン家三代目のお坊ちゃんであるとのこと。そのお坊ちゃんの少年ルパン君が13歳だった頃を覗かせてもらう気持ちで、きっとこうだったのかなという可能性の一つをスタッフで考えていきました。
舞台を1960年代前半の東京としたことへのこだわり
職業泥棒の大人のルパン三世ですが、彼が13歳の頃の職業は中学生だったのかなと考えました。家業が泥棒なだけで、まだ継いでいない。そもそも継げと言われて素直に継ぐ性格なのかわかりません。他人から言われたことをやるのは癪に障る年頃。かといっていつまでも中学生でいる訳でもない。そんな少年ルパン君が自分で考え、自分で決めていくという物語です。
「LUPIN ZERO」で挑戦したこと
大人のルパン三世にできないこと、彼は謎の男ですが今確実に言えるのは彼が子供に戻ることです。13歳の少年ながら大人顔負けの頭脳はあるけど、体格体力では大人に及ばない彼が知恵と工夫で活躍する。といった物語は今回の「LUPIN ZERO」の特徴です。
少年の頃の彼がのびのびと動き出した結果、見ていてワクワクするアニメーションになりました。ルパン三世を詳しく知らなくても彼の活躍を楽しんで貰えると思います。また大人のルパン三世を知っている方は彼が大人に成長する前のキュートな少年ルパン君がそこにいたんだなと楽しんで貰えると思います。
アニメ「LUPIN ZERO」
2022年12月配信開始
スタッフ
原作:モンキー・パンチ
監督:酒向大輔
シリーズ構成:大河内一楼
設定考証:白土晴一
キャラクターデザイン:田口麻美
音楽:大友良英
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
製作:トムス・エンタテインメント
原作︓モンキー・パンチ (c)TMS