クラシックとともに原画を堪能できる「のだめ展」、二ノ宮知子描き下ろしマンガも

「のだめカンタービレ展」の様子。

二ノ宮知子「のだめカンタービレ」のイベント「のだめカンタービレ展」が本日10月8日から23日まで東京・東京ソラマチのスペース634で開催。これに先がけて、去る10月7日にプレス向けの内覧会が行われた。

2021年に「のだめカンタービレ」が連載開始20周年を迎えたことを記念して開催される同展。会場の入口には、二ノ宮からの同展の来場者に向けたメッセージとイラストがお目見え。さらに実写版で千秋役を演じた玉木宏のコメント動画、TVアニメの恵役・川澄綾子、千秋役・関智一のサイン色紙、二ノ宮のカラーイラスト、キャラクター相関図などが飾られた廊下を進むと、まずは恵の“汚部屋”を再現した展示が観客を迎える。

続く二ノ宮の仕事部屋を再現したコーナーでは、二ノ宮が作業をしている実際の仕事部屋の様子を捉えた動画も披露。さらに「のだめ」の原稿ができるまでの工程を説明したパネルとともに、ネーム・下描き、線画、トーン・ベタ、仕上げなど、アナログ原稿制作の経過が伝わってくる原稿も展示された。

そして「のだめ」のマンガ原稿を下描きやネームとともに展示するコーナーに突入。「日本編」「巴里編」「オペラ編」に分けて所狭しと原画が展開されていく。また場内の壁面には劇中の名シーンや名セリフがカラフルにプリントされており、「のだめ」の印象的なシーンが蘇る演出も施された。さらにマングースの着ぐるみや千秋が指揮棒を振るう姿を再現した等身大立像のフォトスポットも登場する。

展示後半に用意された総集編ムービーでは、アニメ化されていないシーンが恵役の川澄と千秋役の関による録り下ろしボイスで披露。また会場音声ガイドでも恵と千秋の掛け合いを楽しむことができる。そして展示会ラストには、二ノ宮が展示会用に描き下ろしたストーリーとイラストがお目見え。加えて会場の出口では、実写版で恵を演じた上野樹里によるコメント動画も上映された。

なお会場では作品に関連するクラシック音楽が聴けるQRコードが案内されており、展示を観ながらクラシック音楽を楽しむこともできる。そのほか会場には、原画展描き下ろしビジュアルを使用した記念グッズなどの販売エリアも用意。なお同展は11月23日から12月5日まで大阪・あべのハルカス近鉄本店でも開催される。

「のだめカンタービレ展」

期間:2022年10月8日(土)~10月23日(日)
時間:10:00~20:00(※10月19日は18:00まで、最終日は15:00まで、※最終入場は閉場の30分前)
会場:東京都 東京ソラマチ5階 スペース634

期間:2022年11月23日(水・祝)~12月5日(月)
時間:10:00~20:00(※初日は13:00から、最終日は17:00まで、※最終入場は閉場の30分前)
会場:大阪府 あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階

(c)二ノ宮知子/講談社