短編集「OLと人魚」吸血鬼、天狗、有翼人種……人間と人外の触れ合いの物語

「OLと人魚」(帯付き)

司馬舞の短編集「OLと人魚」が、本日9月20日にイースト・プレスから発売された。

表題作「OLと人魚」は、店で売られていた人魚を衝動買いした会社員女性が、一緒に暮らす中で人魚を恐れるようになっていく物語。そのほか、吸血鬼であることを隠して学校に通う女子高生を描く「ゆびきりげんまん」、拾った卵から思いも寄らぬ生き物が孵る「巣立ちの季節」、人間社会で鬼が暮らす「鬼さんこちら」、幼なじみの天狗との話「天狗のうちわはヤツデの葉」、翼を持つ者たちの町に翼のない人間の少女が引っ越す「あの子の恩返し」、単行本描き下ろし作品「雪やこんこ」が収録されている。