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湯浅政明監督が「犬王」でシッチェス国際映画祭のタイムマシン賞を受賞、日本人5人目

湯浅政明監督が、劇場アニメ「犬王」で「シッチェス・カタロニア国際映画祭2022」のタイムマシン賞を受賞した。

タイムマシン賞はファンタスティックジャンルへの貢献をたたえる賞。湯浅監督のタイムマシン賞受賞は、黒沢清、塚本晋也らに続き日本人監督5人目となる。同映画祭は「犬王」について、「斬新かつサイケデリックな本作は、湯浅監督のアニメーションの特徴ともいえるシュールレアリズム的なタッチで彩られながら、日本の舞台芸術の伝統に圧倒的なロックのスペクタクルを融合させることで、日本の中世の歴史を新たに想像しようと試みている」と称賛した。なお10月6日から16日まで開催される映画祭中に「犬王」の特別上映も予定されている。

「犬王」は室町の知られざるポップスター・犬王と相棒の琵琶法師・友魚を描いたミュージカルアニメーション。古川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」をもとに、湯浅が監督、野木亜紀子が脚本、松本大洋がキャラクター原案を務め、犬王役を女王蜂のアヴちゃん、友魚役を森山未來が演じた。

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