「線と言葉・楠本まきの仕事」展が弥生美術館で、京都会場では展示されなかった原画も

「『線と言葉・楠本まきの仕事』展」ポスタービジュアル(c)Maki Kusumoto

楠本まきの展覧会「『線と言葉・楠本まきの仕事』展」が、10月1日から12月25日まで東京・弥生美術館にて開催される。

「『線と言葉・楠本まきの仕事』展」は、楠本の38年にわたる仕事の軌跡をたどりながら、作品の美しい世界に迫る展覧会。楠本自身が監修した展示構成により原画のほか、エッチング、全書籍、手書き指定の入った校正紙、ファックス、作品内に描かれた小道具など、楠本のこだわりの仕事を公開する。

本展は昨年、京都・京都国際マンガミュージアムで開催された展覧会の巡回となるが、京都会場では展示されていなかった原画や、版画作品もお目見え。同展から追加展示となる原画の一部は、1カ月ごとに展示替えを行う。また「KISSxxxx」の中から1話分全ページの原稿を展示する、原画でストーリーを読むことができるコーナーも。併設する竹久夢二美術館の「萩原朔太郎大全 2022」コーナーでも、好きな詩人として朔太郎の名を挙げていた楠本が、作品内で朔太郎の詩を引用したページの原稿が公開される。

「『線と言葉・楠本まきの仕事』展」

日程:2022年10月1日(土)~12月25日(日)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(※10月10日開館、10月11日休館)
会場:東京都 弥生美術館