菅原そうた「5億年ボタン」7月にアニメ化！野沢雅子ら出演、ナレーションは銀河万丈

2022年6月14日2022年6月14日 editor

TVアニメ「5億年ボタン～菅原そうたのショートショート～」キービジュアル (c)STUDIO SOTA

菅原そうた「みんなのトニオちゃん」の1エピソードとして発表された「5億年ボタン」のアニメ化が決定。「5億年ボタン～菅原そうたのショートショート～」のタイトルで、7月14日24時30分にTOKYO MXほかで放送開始される。

同作はそのボタンを押すと、5億年間何もない空間で過ごす代償として、100万円を手にすることができるという5億年ボタンを巡る物語。菅原による原作はその発表以来、ギャグマンガでありながら幅広いジャンルに支持され、ネットの掲示板で何本もスレッドが立てられたり、人気動画クリエイターが同作をネタにした動画を投稿したりするなど、話題を呼び続けている。アニメでは入院中の父親の治療費が払えず途方に暮れていた、5歳のトニオ、14歳のジャイ美、17歳のスネ子の3姉弟の前に、5億年ボタンを持った人物が現れるという物語を展開。ボタンを巡って飛び交う思考実験が描かれる。

主人公・トニオ役として野沢雅子が出演。ジャイ美役を三森すずこ、スネ子役を大空直美、近所を徘徊している不審者・井上博士役を高野麻里佳、ウン子ちゃん役を三上枝織、ドラゴン役をボルケーノ太田、ハナちゃん役を羊宮妃那が演じる。ナレーションは銀河万丈が担当。アニメーション制作は、菅原が代表取締役を務めるSTUDIO SOTAが手がける。また菅原は監督、シリーズ構成・脚本、キャラクター原案・デザインなど、ほぼすべての役職を担う。加えて「5億年ボタン～菅原そうたのショートショート～」の公式YouTubeチャンネルでは、アニメのPV第1弾も解禁された。

オープニングテーマはバーチャルロックシンガー・幸祜の「TIME」、エンディングテーマはバーチャルシンガー・理芽の「チクタクボーイ」に決定。これらの発表に併せ、野沢、三森、高野、理芽からはコメントが届けられた。

野沢雅子（トニオ役）コメント

私も5億年ボタンがあったら押してみたい！
自分が5億年ボタンで飛ばされたとして、怖い・不安という気持ちよりも、その状況を「どう楽しめるか」を考えながら完成した映像を拝見しました。でも5億年も無の空間にいるのは辛いから、だれか頭の良い人が5億年の途中でも現実に戻れるボタンを発明してからじゃないとやっぱり嫌かも（笑）
このアニメの見方はそれぞれです。ひとりひとり違う捉え方で5億年ボタンの世界を楽しんでください。

三森すずこ（ジャイ美役）コメント

再び菅原そうた監督の作品に出演することが決まり、きっと今回もまた摩訶不思議なストーリーに出会えるのだろうと思っていたのですが、今回も想像を限界を超えた不思議さです。
そして、ものすごく哲学的でした。
背筋がゾゾっとするようなストーリーに引き込まれていくこと間違いなしです。
もちろんアドリブコーナーもあります！
野沢雅子さんとも共演させていただけて、とても贅沢な経験を有難く思っています。
ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

大空直美（スネ子役）コメント

思考実験好きにはたまらない、魅力的なテーマに焦点を当てています。
皆さんもぜひ、「自分だったらどうしよう？」なんて、深く思考の世界に浸ってみてはいかがでしょうか…！
どうぞ、楽しみにしていてください！

高野麻里佳（井上博士役）コメント

人類とは。宇宙とは。
誰もがふと考えたことがある、かもしれない。この世の概念を説くチャレンジングなアニメです。
もしこれが、あの穏やかでいかにも親しみやすい『菅原そうた監督』の頭の中を覗き見た作品だとすれば、人の興味はどこまで深く広く果てしないのだろうと笑えてきてしまいます。
押すか押さぬかだけでは終わらぬ「5億年ボタン」皆様お楽しみに！

理芽コメント

「5億年」「100万円」「記憶は消える」「孤独」どこに焦点を当ててこのアニメを観るか、また観る時の自分の感情や状況によって、アニメの面白さもそれぞれ違ってみえてくるような気がします。
不可思議でミステリアスな世界をイメージして歌ったED曲、「チクタクボーイ」もアニメの一部になっていれば幸いです！
アニメの主人公になったつもりで「5億年ボタン」をたっぷりとお楽しみください！