「斉木楠雄のΨ難」本日公開、山崎賢人の感想にムロツヨシ「中身が欲しかった」

左から福田雄一監督、笠原秀幸、新井浩文、山崎賢人、橋本環奈、吉沢亮、賀来賢人、ムロツヨシ。 (c)SHUICHI ASO/SHUEISHA 2017“Psychic Kusuo”Film Partners

麻生周一原作による実写映画「斉木楠雄のΨ難」の初日舞台挨拶が、本日10月21日に東京・丸の内ピカデリーにて開催された。

本作は持って生まれた超能力のせいで日々災難に見舞われてしまう高校生・斉木楠雄の日常を描く学園コメディ。舞台挨拶には斉木楠雄役の山崎賢人、照橋心美役の橋本環奈、燃堂力役の新井浩文、海藤瞬役の吉沢亮、灰呂杵志役の笠原秀幸、窪谷須亜蓮役の賀来賢人、蝶野雨緑役のムロツヨシ、福田雄一監督が登壇した。

思わず笑ってしまったシーンを聞かれた山崎が「ほとんどヤバかったんですけど、まずムロさんのシーン」と、真っ先にムロツヨシの名前を挙げる。すると「お! 一番に出てきたね!」と期待の声を上げたムロツヨシだったが、「笑いました」で話を終わせた山崎に「中身が欲しかった」とツッコミを入れていた。

そんなムロツヨシは「新井の“おっふ”が好き!」と、照橋の美しさに対する男性キャラのリアクション“おっふ”を挙げる。照橋を演じた橋本を前に、実演を求められた新井は「今日、出るかな? 橋本ちゃん見慣れてるから……おっふ」と見事な間で生“おっふ”を披露した。すると「賢人くんもやって!」と突然振られた山崎は、自分の演技を思い出せず、「……なんだっけ?」と天然ぶりを発揮。それを見たムロツヨシは「俺、山崎賢人はそれでいいと思う!」と笑っていた。

さらに映画のCMが山崎と賀来のやり取りで終わることから「やっぱり今の福田組を、賀来が背負ってるんだなって思う」としみじみ語るムロツヨシ。その言葉に賀来は、映画の公開記念特番で山崎との“W賢人”対決に破れたため、本作のプロモーションにはすべて“賀来ポン太”の名で登壇することになったために「……ポン!」と甲高い声で応答した。

続く吉沢は、照橋の妄想の中で斉木が暴れているシーンが好きと発言。吉沢に「素の山崎賢人がいると思った」と言われた山崎は、斉木が「心の臓が止まっちゃうよー!」と叫ぶ場面の変顔を披露し、観客を沸かす。それに対抗した吉沢が、中二病全開なポーズを取りながら、「海藤瞬は仮の姿……その正体は……コードネーム……漆黒の翼!」とセリフを決めると、共演者たちも大爆笑。「撮影から1年くらい経ってたんですけど、全部体が覚えてた」と、吉沢も楽しそうに撮影を振り返った。

劇中で、大きく口を開けながら白目をむく橋本。福田からの「テレビ局の関係者に、女の人の口の奥をあそこまで見たのは初めてって言われた」という言葉に、まだ完成版を確認できていないという橋本は「口の中、大丈夫でした?」と観客のリアクションをうかがう。そのまま2人は「大丈夫、CGで消すとこ消しといたから」「そういうこと言わないで! 消すところあるみたいじゃない」「鼻毛だって生えてるでしょ!」「……生えてないです!」という軽快なやり取りで観客を笑わせ、福田の「『銀魂』で鼻ほじったとき、『初めて鼻の中に毛があることを知りました』って言ってただろ! どこまでアイドル発言なんだ馬鹿野郎!」という愛のこもった怒号で、その応酬は締められた。

最後に福田が「日本ってギャグ映画が当たらないんです。こういう第一線の役者さんでギャグ映画を撮るっていうことに意味がある。これからも笑いに満ちた映画が作れるよう、応援していただけたら」と観客にアピール。また山崎は「念願の福田組で、現場も楽しいし、舞台挨拶も楽しいし、本当に撮影しているときも楽しいし……」と語りだし、福田から「それ、最初に言った」とツッコミを受けながらも「こんなにハッピーな映画はほかにないかなと思う。幸せを周りの方に広めていただいて、みんな幸せになればいいなと思います!」と続け、イベントは幕を閉じた。映画「斉木楠雄のΨ難」は、本日10月21日より全国ロードショー。

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