「キャッツ♥アイ」原画展が明日から!北条司が久々に描く3姉妹、衣装の違いに要注目

北条司が描き下ろしたイラスト。

北条司「キャッツ♥アイ」の40周年を記念し、原画展「キャッツ♥アイ40周年記念原画展 ~そしてシティーハンターへ~」が明日5月13日から23日まで東京・3331 Arts Chiyodaで開催される。これに先がけ、本日5月12日にメディア向けの内覧会が行われた。

まず会場の入り口では、怪盗キャッツアイこと瞳、泪、愛の3姉妹のパネルが来場者たちをお出迎え。中に一歩入ると、北条が同展のために描き下ろした3姉妹のイラストが展示されている。イラスト近くには北条と「キャッツ♥アイ」の初代担当編集で現コアミックス代表取締役・堀江信彦氏によるコメントが。北条によると連載当時、3姉妹の衣装はレオタードではなく“泥棒用のボディースーツみたいなもの”として描いていたとのこと。今回はあえてレオタードの質感で描いてみたそうなので、その違いに注目だ。

また会場では「噂のキャッツアイ 颯爽参上!」「喫茶キャッツアイ 来生姉妹と俊夫の日常風景」「泥棒紳士ねずみと犬鳴署キャッツ特捜班」「キャッツアイに隠された秘密と目的とは!?」といったテーマごとに、多数の原画を展示。北条と堀江社長のコメントもいたるところに掲出され、3姉妹のモデルや作画上でのこだわり、作品の舞台となった街は実際にどこかをイメージしているのかなどについて明かされている。

会場には原画のほか、背景作画用の資料書籍、資料用のモデルガンと手錠、手榴弾、車両の模型も登場。著者近影用の自画像や、作画に使用された画材も間近で見ることができる。さらに喫茶キャッツアイをイメージしたフォトスポットも設置。躍動感あふれる瞳の巨大な立体模型も展示された。

そのほか同展では「キャッツ♥アイ」の連載終了後に描かれた、「シティーハンター」の原画も展示。さらに1979年の手塚賞応募作品から誕生した読み切り「スペース・エンジェル」を、北条自らが40年のときを超えて描き直したものも見ることができる。このセルフリメイク版は外に出すつもりで描かれたものではなかったが、担当編集の強い希望により展示が実現したもの。原画の一部と、全83ページがパネルで展示された。

「キャッツ♥アイ40周年記念原画展 ~そしてシティーハンターへ~」

会期 :2022年5月13日(金)~23日(月)
時間:11:00~20:00 ※展示の最終入場は19:00まで。
場所:東京都 3331 Arts Chiyoda 1階 メインギャラリー