「ククルス・ドアンの島」主題歌担当・森口博子「監督と私、2人揃って夢が叶いました」

実物大νガンダム立像の足元で歌う森口博子。

実物大νガンダム立像のオープニングセレモニーが、去る4月24日に福岡の三井ショッピングパークららぽーと福岡にて実施され、劇場アニメ「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」でアムロ役を務める古谷徹、主題歌を歌う森口博子、チーフガンダムオフィサーの藤原孝史氏が登壇した。

ららぽーと福岡の開業に合わせ本日4月25日に一般公開がスタートした実物大νガンダム立像「RX-93ff νガンダム」。その前日に開催されたセレモニーでは、富野由悠季によるビデオメッセージや、実物大νガンダム立像の特別演出のお披露目、そして森口によるミニライブも行われ、集まったファンを楽しませた。

トークショーでは、「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」の劇場公開から約40年の時を経て再びアムロ役を演じる古谷が「正直不安もありましたが、非常にうれしかったです。安彦監督が描くキャラクターは常に表情豊かに演技してくれるので、ためらいがなくお芝居ができました」と胸の内を明かす。続いて見どころを聞かれると、「モビルスーツの格闘戦がカッコよくて、美しいです。存在感もとてもリアルなんですよね」と説明しつつ、「安彦監督ならではの時代劇のような戦闘シーンも見応え満点」と語った。

安彦監督直々のオファーで主題歌担当に決まったという森口。過去には「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムF91」などで主題歌を担当していたことから、「これまで10代から、ずっとガンダムの楽曲を歌わせていただいてきましたが、『50代になっても、ガンダムの歌を歌います』とライブで宣言していたんです。それを安彦監督が覚えてくださっていて、『そろそろ50代になったかな。この作品に森口さんの声がほしいです』と声をかけていただいて、夢を叶えることができました。また、安彦監督からも第15話『ククルス・ドアンの島』を映画化することが40年越しの夢だったと伺って、監督と私、2人揃って夢が叶いました」と喜びを伝えた。

最後の挨拶では、森口が「17歳の頃からガンダムの歌を歌ってきた身として非常に幸せな空間でした。感無量です」と改めて喜びを語る。古谷は「『ククルス・ドアンの島』はモビルスーツがカッコいいのはもちろんのこと、温かい人の心、立場を超えて人は分かり合えるという思いがこもった映画になっていると思います。はっきり言って、泣けます。ぜひ、劇場にお越しください」とシリーズ最新作をアピールし、イベントを締めくくった。

劇場アニメ「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」

2022年6月3日(金)全国ロードショー

スタッフ

企画・製作:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イムガヒ
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和、田村篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
総作画監督:田村篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士、飯島亮
CGI演出:森田修平
CGI監督:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
配給:松竹ODS事業室
製作:バンダイナムコフィルムワークス

キャスト

アムロ・レイ:古谷徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里

(c)創通・サンライズ